コメント欄には「コミュニケーションにより社会を形成する生物であるところの人間の本能」という意見があった。同じ組織に属する仲間と親睦を深める意味合いがあるのではという指摘だ。
確かにお菓子をくれるということは、少なくとも自分に対して「私はあなたの敵ではありません」というメッセージと捉えることが出来る。「好意とは言わないにしてもプラスの印象を持ってくれてることは伝わる」という人がいるように、コミュニケーションの一環と考えれば非常に有効な策のように思える。
実際、「昼飯食べれなかった時とかめちゃくちゃ有難い。嬉しい人もいるから小さな好意を示す手段として成り立ってるんじゃないのかな」と感謝する人も多かった。
「職場で自分ひとりだけ何か食べることに気まずさを感じるからじゃないかな。配った食べ物をみんなが食べていれば安心して食べられるんだよ」
という声もあった。特に、10枚入りのお煎餅やボトル入りのガムなど「シェア可能なお菓子」を食べる際、1人で全てを食べることにどこか恥ずかしさを感じる人もいるのかもしれない。
お菓子を配られるせいで「リバウンドしました」という声も
ただ、中には「私はダイエットして9号が着られる体型に戻したのに、この手で見事にリバウンドしました」という声も。定期的にお菓子をくれる人のせいでリバウンドしてしまったという悲痛の叫びだ。
お菓子をもらうとダイエット中であっても、食べなきゃ申し訳ないという気持ちになり、渋々口に運んでしまう。こういった積み重ねで、ダイエットの意欲が削がれてしまう人もいるのだろう。
コメントを見ると、「とりあえずもらっておけばいいのでは。家に持って帰って後で食べるでもよし」と、深く考えず受け取るよう勧める声が多い。食べるか食べないかは別にして、差し出された食べ物はとりあえずもらっておくほうが、人間関係にヒビを入れない無難な立ち振る舞いと言える。