QS世界大学ランキング、日本は研究パフォーマンスで上位100位に入らず 「日本の大学は国からの資金的恩恵・投資を受けていない」 | キャリコネニュース - Page 2
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QS世界大学ランキング、日本は研究パフォーマンスで上位100位に入らず 「日本の大学は国からの資金的恩恵・投資を受けていない」 

日本の大学は、22位・東京大学(昨年23位)、33位・京都大学(35位)、58位・東京工業大学(58位)、71位・大阪大学(67位)、82位・東北大学(77位)、115位・名古屋大学(111位)、132位・北海道大学(128位)、九州大学(126位)、196位・早稲田大学(208位)、200位・慶應義塾大学(198位)が上位に入った。

東京大学は4年連続で順位をあげており。2015年(31位)から9ランクアップしている。同社調査の学術評判の指標で100点満点を獲得した世界8校のうちのひとつで、アジアでは唯一だ。京都大学も4年連続で順位が向上している。

ただ、ランクインした日本の大学41校中31校が、優秀な卒業生を輩出しているか、という指標で遅れをとっている。

また32校が留学生比率のランクを落とし、34校で外国人教員比率のスコアを落としている。同社調査部門長Ben Sowter氏は、日本はこの10年でより多くの留学生を招き、日本に相当な経済的メリットをもたらし、世界から見た日本の立ち位置を高めたというが、

「競合する多くの国が、高等教育セクターの国際化の速度において日本より優っている状況です。研究のための資金調達にも同様の原理が働いています。日本の高等教育セクターは今も10年間にわたる研究資金調達の停滞の影響を受けています」

と分析。日本の大学は他国に比べ、国から集中な奨励プログラムによって資金的恩恵・投資を受けておらず、「日本が研究大学の上位100位までにランクインしなかったことは想定内」とコメントしている。

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