気になると回答した人に理由を聞くと、「育ちの良し悪しがわかるから」(50代女性)、「周りにそれを指摘してくれる家族、友達がいない人なのかなと思ってしまう」(30代女性)という声が寄せられた。箸の持ち方に生育環境が表れてしまう、というのだ。
また、
「不快な人がいる時点で、マナー違反と思うし、箸本来の機能を使いきれてない」(50代男性)
「箸の持ち方『くらい』どうでも良いという見解者もいるが、箸の持ち方『さえ』出来ないようでは、他のこともロクに出来ないのではないでしょうか?」(50代男性)
「美しい食べ方をしない人とは食事を共にしたくない」(50代女性)
など強く不快感を訴える人もいた。また「お箸の持ち方が汚いからといって『嫌いな人』『ダメな人』ということは無いのですが、『お箸の持ち方や食べ方が汚くても好きか』という、人に対して一つの気持ちのバロメーターになってます」(40代女性)という人もいる。
中には、「かくいう私も小学校の頃からずっと変な持ち方をしていた」という40代女性もおり、実は「食事で箸を持つ手がとても疲れていた」と明かす。彼女は、
「ちょうど30歳で外国人と仕事をすることになったタイミングで『自分の国の文化を、胸を張って教えられるように』と思い立ち、正しい持ち方を覚えたところ、手の疲れもなくなった」
と直せたと記している。正しいとされる持ち方が推奨されるのにはやはり、合理的な理由があるようだ。
「箸の持ち方を否定することは相手の家庭環境・家族を否定することになる」
気にならないと回答した人からは、「不思議な持ち方の人もいるけど、その人なりに使えてるなら問題ないと思う」(30代男性)という声にはじまり、
「ものを食べるときくらい自由でいいと思う」(20代男性)
「私自身が正しく持てていれば、他人はどうでも気にならない」(40代女性)
といった声が寄せられた。
また「箸の持ち方に限らず、食事の仕方は家庭環境が強く影響してると思うので、それを否定することは相手の家庭環境や家族を否定することになる」(30代男性)と相手を慮る人もいた。また、
「クチャラーの方が気になります!」(30代男性)
「咀嚼音や迎え舌のほうが気になる」(20代女性)
という声も上がっていた。