トピ主は子どもとエスカレーターを利用する際に、手をつないで横並びで立ち止まるという母親。ある時、後ろから歩いて上がってきた人に舌打ちをされて、嫌な気分になったと振り返る。鉄道会社などが啓発活動を頑張っているものの、「浸透する兆しがないように思えます」と綴った。
トピック内には「エスカレーターで人の隣歩くの本当に危険。ショルダーバッグを肩から掛けてて、抜かしていった人にそれが引っかかって体を持ってかれそうになった」といった恐怖体験のほか
「エスカレーターを駆けあがるなら、あと5分だけ早く家を出ればいいんじゃないの?」
「エスカレーターって止まって乗るものだから。すぐ横に階段あるのにわざわざエスカレーター乗って駆け上がってく人ってなんなの」
エスカレーターを歩いて上がる人に対する批判は多く寄せられた。急いでいるなら階段を使えば良く、そもそも急がなければいけない状況を作らないように行動すべきだろう。
全体の効率を考えるなら”両側立ち”を
一方、「ラッシュ時はイライラします」などと”歩きたい派”の投稿も一定数あり、
「エスカレーター歩かない派は朝のラッシュ経験してないんじゃない?」
と”両側立ち派”をあおるようなコメントも見られた。朝は心や時間に余裕のない人たちも多く、なかなかエスカレーターで立ち止まることは習慣化しなさそうだ。
確かに、エスカレーターを歩く人にとっては到着時間の短縮になる。だが、エスカレーターでは2列で立ち止まったほうが輸送効率が良い、というデータもある。ラッシュ時ではなおさら両側に立ったほうがスムーズに大勢を運ぶことができる。
スレッドには「2列になってもいいけど、自分がその先頭になる勇気はない」という声もあった。両側立ちで良いと思っていても、片側歩きが当たり前とされてきたこれまでの流れに逆らうことには抵抗を感じているようだ。世の中全体で「エスカレーターでは歩かない」という認識をより強く共有する必要があるだろう。