最も“炎上”を取り上げたニュースサイト1位「J-CAST」、2位「ねとらぼ」
2位はねとらぼで6件、3位はBuzzFeedで5件。4位は同率で、BIGLOBEニュース、キャリコネニュース、NHK、東スポなどの1件だった。調査元は、
「炎上の発生時には、ネットニュースメディアの取材に備え、想定される質問とその回答を用意する必要がある」
としている。
炎上事案が、放映や記事になるまでのスピードは24 時間以上~48時間未満が32.1%と最も多かった。24時間未満のものは24%であり、4件に1件は1日以内に取り上げられていることがわかる。
記事になった炎上事案のうち、発生から72時間以内に記事になった割合を計算すると、ネットニュースメディアの割合が77.3%、 マスメディアは66.7%となっている。ネットニュースメディアの方が炎上事案に反応するスピードが早いことが分かった。
バイトテロやカスタマーテロは飲食、建設・不動産で多い傾向
3万1432件のデータを対象に、2019年1月から10月の炎上原因となった情報の発信者の割合を見た。著名人が390件(40.4%)、法人が314件(32.5%)、一般人が262件(27.1%)だった。このうち、法人の炎上事案を業界別に見てみると、 最も多かったのは「娯楽・レジャー業界」(88件)で全体の28%を占めた。次いで多かったのはIT・メディア業界で71件(22.6%)だった。
非常識な発言・行為、デリカシーのない内容・発言・行為といった、バイトテロやカスタマーテロと呼ばれる炎上は飲食、建設・不動産で多い傾向があった。
法人の炎上事案 314件の内、日本国内に所在する企業は178社で、そのうち74%が未上場企業だった。企業の従業員数別の分布を見ると、最も多いのが1000人以上の企業で、全体の52%を占めている。炎上の発生源は1位がツイッター(72%)で圧倒的に多かった。