新型コロナウイルスの感染拡大は、宿泊業界でも倒産が相次ぐなど大きな影響を及ぼしている。リリースによると、売上が激減する中、各施設から「終息まで体力が保てない」などと悲痛の声が挙がっているという。
こうした状況下で、両社は「好きな地域の宿泊施設やいつか泊まってみたいと思っていた施設を失いたくない」という思いの下、プロジェクトを立ち上げたという。
利用者は、自分が宿泊したい施設のチケットを前払いで購入。購入したチケットは、新型コロナウイルスの終息後、宿泊施設側の予約可能なタイミングであれば、いつでも利用できる。利用ができるようになる“終息”の判断については、政府や自治体、その他の関係機関の発表を勘案し、両社がアナウンスを行う予定としている。
チケットには、宿泊費のほか、600~2000円の応援資金と各種手数料が含まれる。宿泊施設は宿泊費の約8割を事前に受け取ることができ、残りの宿泊費と応援資金は利用者の宿泊後に支払われる。
チケットは、各宿泊施設が提供する部屋の価格に応じて、5000~2万3000円の4種類を設定。チケットの利用客には、応援への感謝を込め、特典を用意している宿泊施設もあるという。