学校から、メールやインターネットを通じて課題の指示があるという人は、小学生で52.8%、中高生で59.7%といずれも半数を上回った。また、休校中に「学校から指示された学習をしている」(小学生:85%、中高生:94.9%)という人も高い割合だった。一方で「学校や塾からの指導以外の勉強をしている」(同:52.3%、44.9%)という人も半数近くいる。
平日の学習時間を聞くと、小学生の最多は「1~2時間」(23.7%)だった。次いで「2~3時間」(22%)が続く。中高生では「3~4時間」(23.9%)が最多で、次点で「2~3時間」(20.5%)の回答が多かった。
休校中に使っている教材として、小学生、中高生ともに最も多く挙がったのは「学校のドリルなど副教材」(同61.1%、72.7%)。また、約3割が「自治体や企業が公開している無料の参考書や動画」(同30.8%、25%)を使用していた。
休校によって困っていること、最多は「運動不足」
小学生、中高生ともに、インターネット授業で重視することとして最も多く挙がったのは「双方向で先生とやり取りできる」(同84.3%、76.1%)。次いで「動画の分かりやすさや面白さ」(同58.2%、66.5%)が続いた。
学習で使う端末を「家族と共用している」という人は小学生で69.0%、中高生で55.1%にのぼる。回答者からは「きょうだいがいるので、同時にオンライン授業があった場合に1人1人の環境を用意するのが大変」といった声が複数みられた。
また、休校によって「困っていること」を聞くと、最多は「運動不足」。次いで「友達とずっと会えない」が続いた。「勉強の遅れ」と回答した人は、小学生では半数程度だったものの、中高生では66.5%と3人に2人程度が回答した。
休校中の学習以外の過ごし方を聞くと、小学生・中高生ともに「テレビで番組や映画などを見る」(小学生:67.2%、中高生:75%)が上位だった。また、4割以上が「家の手伝い」(小学生:41.9%、中高生:44.3%)と回答している。