最新データ（2020年2月期）によると、ベイカレント・コンサルティング社員の平均年間給与は1031万0374円。3期前と比べて155万円あまり増えています。
- 2017年2月期：875万3522円
- 2018年2月期：898万1056円
- 2019年2月期：933万1317円
- 2020年2月期：1031万0374円
この額には、賞与や基準外賃金（手当など）も含まれています。1000万円の大台に乗っていますが、後にあげる平均年齢を考えるとさらに驚くかもしれません。
企業口コミサイト「キャリコネ」に投稿された給与明細によると、25歳の男性コンサルタントの年収は828万円。うちボーナスが120万円を占めています。
しかし本人は「自分の年収は妥当に感じているが、1100万円もらえると満足できる」とやや不満。「自分の仕事が終われば、遅く行っても早く帰っても何も言われない点は良い」と答えています。
2020年2月期決算は、売上収益が前期比35.7％増の329億1700万円、営業利益が同79.1％増の80億3800万円と大きく伸長。ここ3期間で売上収益が1.9倍、営業利益が2.5倍と急激に増えています。
社員の平均年齢は32.6歳
次に従業員数と平均年齢、平均勤続年数を見てみましょう。
ベイカレント・コンサルティング社員の平均年齢は32.6歳。ざっくり言うと、30代そこそこで1000万円もらっている人が多いということでしょうか。
- 2017年2月期：1,194人（32.2歳・4.1年）
- 2018年2月期：1,358人（32.2歳・4.1年）
- 2019年2月期：1,531人（32.0歳・4.0年）
- 2020年2月期：1,839人（32.6歳・3.9年）
2020年2月期は、前期比で308人も増えていますが、これは業容拡大による中途採用および新卒採用の増加によるもの。従業員数が増えて給与が上がっていることからも、会社の勢いが感じられます。
なお、ベイカレント・コンサルティングはコンサルティング事業の単一セグメントで、非連結の子会社1社を有しているものの重要性が乏しいとして有価証券報告書への記載が省略されています。
SIer経験者のコンサルタント求人あり
最後に、ベイカレント・コンサルティングの今後の見通しについてまとめてみましょう。
2021年2月期の上期は、新型コロナ禍の影響を一部受けつつ、売上収益が前年同期比で32.5％増、営業利益は同89.4％増と、引き続き大きく増加しています。
追い風となっているのが、企業のDX（デジタル・トランスフォーメーション）の動きです。
コロナの影響を受けない通信業やエネルギー業の普遍的なDXのほか、対面営業から非接触型営業への転換などの「守りのDX」から、オンライン医療などの「攻めのDX」まで、幅広い領域でコンサルティング案件を手掛けています。
タイムチケットで「現役外資コンサルのキャリア構築支援」の相談を受けている猿之助さんは、ベイカレント・コンサルティングの元社員。新卒で年収300万円台の事業会社に就職し、コンサル会社への転職で年収1000万円超えを実現しました。
ベイカレント・コンサルティングの企業サイトには、コンサルティング経験やSIerにおける実務経験を有したコンサルタントの求人が掲載されています。
DXの動きは社会のさまざまな領域において、当面続くと見られます。SIerのシステムエンジニアの経験を活かし、先進的なDXのプロジェクトにコンサルタントに転じることで、大きなキャリアの飛躍につながるかもしれません。
—–
キャリコネからのお知らせsponsored
関連キーワード
Author
