頑張れば頑張るほど、終わりの見えない育児。インスタグラムで工夫を凝らした離乳食を見て、落ち込む人もいるようです。しかし、そんな”意識高い系”をものともせず、ガールズちゃんねるには11月8日、「意識低い系育児してる人part2」なるトピックが立ちました。
“part2″ということは、以前も盛り上がった内容というわけで、トピ主が「ゆるっと語りましょう!」と呼び掛けると、
「テレビはつけっぱなし」
「やる気ないときはベビーフード。総額いくら買ってるかわかりません」
など、自嘲気味なママたちの「ユルユル育児あるある」が次々に上がりました。(文:篠原みつき)
「離乳食作った事ありません。全てベビーフードでした」
特に多かったのは「この3ヶ月ベビーフードオンリー(笑)」など食に関してです。
「食事はバナナとヨーグルト」「うどんと納豆があればいい」
「離乳食作った事ありません。全てベビーフードでした」
というツワモノも。皆一様に「何の問題もなく元気に育っている」そうです。
筆者も子持ちなので経験がありますが、離乳食は月齢に応じて硬さや大きさを変える必要があり、かなりの手間がかかるもの。頑張って作っても食べてくれるとは限らず、毎日では苦痛になるのもよく分かります。「ベビーフード舐めんほうがいい。私が作るより数百倍栄養取れる」という声にも納得しきりです。
子どもは運動や日光浴が必要などと言われますが、公園や散歩に毎日は行かない、人見知りなので支援センターにも行かない、という人も目立ちました。
「汚れるのが嫌だし花粉症だし夏は暑いし冬は寒いしと理由つけて全然行かなかった」
「(順番を守らせるなど)他の親子とのやり取りが面倒すぎる」
「外出するための着替えがハードル高い」
そのほか、「外気浴はベランダで終わり」「言葉が遅い、年長でひらがな読めないけど気にしない」「ずっとテレビやYouTubeを見せている」といった声も。「死なせない。これさえ守ればいい」という声に共感が集まっていました。
意識高すぎで自分を追い詰めるよりは、「私って偉い!」と思って
しかし、姑などに言わせると、これだから今どきの若い母親は……という批判も聞こえてきそうです。栄養バランスや日光浴と運動は骨を強くするとか、動画やゲーム画面ばかり見ていると脳に悪影響とか。「こうすると良い、悪い」という情報はいくらでもある世の中です。親としては、実はどこかで気にしているからこそ、こうしたトピックが立つのではないでしょうか。
コメントの中には、妊娠中のプレママから「胎教とか全然してないですが、大丈夫でしょうか」という問いかけもありました。当然、レスは「んなもんどうせ聞いてないから」「大丈夫大丈夫、迷信だから」と励ます声が相次いでいます。
これは知人の保育士さんから聞いたことですが、胎教を熱心にやろうとする人は、子どもが産まれて発語が遅いなどがあると、激しく落ち込んでしまうので心配になるそうです。すべてに意識が高すぎて、我が子が思うように育たなかったときイライラしてしまうよりは、どこか気を抜いて自分を追い詰めないようにすることが必要かもしれません。
自分一人では生きていけない赤ちゃんや幼児を育てることは、その命を守るだけでも相当な神経を使います。「それだけで、私って偉い!」という感じで子育てすることは全然悪いことではないと私は思いますが、いかがでしょうか。