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法政大、ミスコン・ミスターコン開催は「容認できない」 ダイバーシティの観点から反対、学内の施設利用を認めず

コンテスト情報サイトによると、ミスター法政コンテスト2019は「法政ミスターコン運営委員会」が主催。6月にエントリーを募集した後、7月~10月まで約3か月の投票期間があったようだ。現在はサイト上に、候補者として7人の男子学生の写真が並んでいる。12月6日に東京23区内で実施する予定だという。

同学の広報担当によると、昨年まではミスコンを実施する団体がなかったため、今年のような問い合わせもなかったという。声明では、同学が2016年に「ダイバーシティ宣言」を行ったことを挙げ、

「『ミス/ミスターコンテスト』のように主観に基づいて人を順位付けする行為は、『多様な人格への敬意』と相反するものであり、容認できるものではありません」

と理由を説明。さらに、ミスコンについては

「人格を切り離したところで、都合よく規定された『女性像』に基づき、女性の評価を行うもの」

と大学祭実行委の見解を紹介した。学生に向けて「極めて先見性に富む見解であり、本学学生が主体的にこれを提示し、『ミスコン』の開催を認めない姿勢を貫いてきたことは本学の誇るべき伝統と言えるのではないでしょうか」と訴えかけている。

同学はキャリコネニュースの取材に対し、「こうした見解は『ミスター』でも同じであると考えている」と答えた。

運営アカ「後日、見解を発表させていただきます」

ツイッター上では、同学の発表に対して

「こういう点も『法政らしさ』」
「ミスコンに対するこの見解が『長年』のものであるというところがすごい。かっこいいな法政大学」

と好意的に受け取る人が多かった一方、「ミスコンくらい開催できないのか」といった不満を漏らす声もあった。

「ミスター法政コンテスト2019」運営アカウントは12月2日、

「大学の声明につきましては後日、作成中のホームページにて運営の見解を発表させていただきます」

と投稿している。

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