条例制定を良しとした回答者からは
「ゲームよりも他の遊びの方が脳の刺激にもなりそうだから」(20代女性、会社員)
とゲーム以外の遊びで子どもの成長を促すことを期待する声が寄せられた。
対照的に「良くないと思う」(11%)、「どちらかと言えば良くないと思う」(14%)と答えたのは4人に1人。「今はゲームも職業になってる時代なので、自分のやりたいことを依存するのもいいのではないか」(30代男性、会社員)と近年日本勢の活躍が目覚ましいeスポーツを理由に挙げる声もあった。
「どちらとも言えない」(25%)という人も多く、
「本来なら各家庭で教育すべき事柄だが、共働き世帯などでは育児に時間をかけてられないのが現状なので、条例で決めてもらえれば負担が減る」(40代女性、会社員)
「条例にしてしまえば、親の言うことを聞かない子供へも説明が出来る。ただ条例にしてまでやることなのかと、思う部分もあります」(30代女性、会社員)
と子育ての難しさを感じさせるコメントが目立った。
適切だと思うプレイ時間、平均は「1日1.183時間」
一方、条例によるルール化の是非を別に、子どものゲームのプレイ時間を「制限するべき」(47.2%)、「どちらかと言えば制限した方がよい」(36.2%)と答えた人は合わせて8割を超えた。回答者からは
「子供がやりたいだけやらせてしまうと勉強時間や睡眠時間が短くなったりと、日常生活に影響するから」(50代男性、個人事業主)
「放っておくと無制限にやりかねないものなので、具体的な時間は本人と話し合う形でも良いので制限が、必要なこと自体は伝えるべき」(30代男性、会社員)
という声が多数を占めた一方、中には「好きなことを好きなだけするのが、自分の家の方針でもあるので、好きなだけさせています」(30代男性、会社員)と子どもの自主性を尊重するコメントもみられた。
また、実際に「プレイ時間に関するルールを設けている」(45.2%)、「これからルールを設けるつもりだ」(15.1%)と答えた人は合わせて6割強に。「ルールはないが、やりすぎたら注意している」(25%)という人も多かった。
1日のプレイ時間として、適切と思われる時間を聞くと、平均で「1.183時間」だった。回答者の内訳は「1時間」(47.6%)が最多。次いで「2時間」(15.7%)、「30分以下」(12.7%)、「1.5時間」(11.4%)と続き、わずかながら「2時間以上」(4.2%)と答える人もいた。