両市は「千葉・船橋」「立川・八王子」「大宮・浦和」のように、数年前から不仲説がテレビ番組や本で取り上げられてきた。
松戸市広報広聴課の担当者は「常磐線の上り線では、ただでさえ柏駅で人がいっぱい乗った状態で、松戸駅でまたいっぱい乗ってくる。こういった鬱憤の積み重ねが影響しているのではないか」と分析する。
また、同担当者はあくまで一般論と前置きしつつ、
「松戸駅前には撤退してしまったが、以前は伊勢丹があった。対して、柏駅前には高島屋がある。こうした両駅前の充実度でも、対比されるケースが多い」
という。ちなみに、松戸市民の一般的な感覚としては「やはり松戸のほうが栄えていると思います」と話していた。そこは譲らないようだ。
19日は、15~18時の柏市周辺農家の方によるファーマーズマーケット「路地裏マルシェ」に合わせて、松戸市内の農家が名産の「あじさいねぎ」「新松戸レモン」などを出品する。
同担当者は「互いにいいところがあるので、それを伸ばしていければ。人の行き来を増やし、両市とも好きになってくれるファンを増やしたい」と期待を寄せている。