東京都の小池百合子知事が3月25日、記者会見で今週末は不急不要の外出を控えるよう都民に要請した。会見後、都内スーパーでは行列ができ、カップ麺などの食料品が棚から消えた店も見られた。
メルカリでもカップ麺の出品が相次いでいる。実際、会見終了後に出品されたものを見ると「カップ麺35食入4500円」といった商品も取引成立になっている。26日現在、希望小売価格190円(税抜)のカップ麺を1個700円で出品しているものもある。
商品説明やタイトルには「備蓄」「保存食」といった言葉が並んでいるものも
メルカリでは「まとめ買い」用として複数のカップ麺を出品する人が多く見られる。例えば、日清「カップヌードル」20個は5800円で出品されている。希望小売価格は193円(税別)だが、1個あたり290円となる。
サンヨー食品「元祖ニュータンタンメン本舗監修 タンタンメン」は220円(税抜)のところ1個あたり333円(12個入3999円)、東洋水産「やきそば弁当」は193円(税抜)のところ333円(12個入4000円)などで出品されている。
普通に買うより高いが、絶妙な価格設定とも言える。定価より高い理由について「送料高めなのでご理解ください」と記す人もいた。また「送料が高くなるためバラ売りは考えていません」という人も。
商品説明やタイトルには「備蓄」「保存食」といった言葉が並んでいるものもいくつかある。不急不要の外出自粛が呼びかけられたことにより、スーパーでカップ麺の買い占め騒動が起こることを見越しての出品とも考えられる。
ヤフオクでは26日、日清「麺職人」36個が開始価格・即決価格ともに6500円で出品されている。希望小売価格は140円(税抜)だが、1個あたり180円となる。
このような状態にツイッターでは「案の定カップ麺が転売されてた」「カップ麺は高価転売始まったみたい、買い占めとか本当にやめて欲しい…」といった声が寄せられている。