ワーケーションにも!田舎に”ホームステイ”できるサービス 自然あふれる限界集落での生活も | キャリコネニュース - Page 2
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ワーケーションにも!田舎に”ホームステイ”できるサービス 自然あふれる限界集落での生活も

茨城県日立市の「ちほさんのお家」だと、1か月あたり1部屋2万5200円(4.5畳/6畳の場合3万円)でホームステイできる。食費は代金に含まれないが、「お米は提供します」「おやすみや時間帯が同じ時は提供しますのでご一緒しましょう」と記されている。

サイトには”日常生活や体験のシェア”としてホストが提供できるものや、宿泊者であるゲストにお願いしたいことが記されている。ホストファミリーは「職業柄美容と健康のアドバイスはお任せください。趣味は映画です、お休みが合う時はご一緒しましょう」とメッセージを寄せている。

一方、”困っていること・手伝ってほしいこと”として「朝のゴミ出し、近所の草むしり、お買い物の運転など、タイミングが合う時は是非お願いします」と記されている。

ほかにも、宮崎県のサーファーハウス、長野県の1階がパブのゲストハウス、山形県の七宝焼体験などができる体験型民泊工房なども。福岡県の限界集落にある古民家では、羽釜で米を炊き、放し飼いしているニワトリの新鮮な卵を食べる、といった生活ができるという。

田舎ステイで社会問題を解決 孤独死などの解消目指す

同社の杉本朋哉代表は「ワーケーションにもなりますし、人生の余白を楽しみながら、地域や人と関われるのが特徴だと考えています」と話す。新型コロナウイルスでリモートワークが普及するなど、働き方が大きく変わった。政府もリゾート地などで余暇を楽しみつつ仕事をするワーケーションを推奨している。

「リリースからまだ1週間ですが、30代のワーケーション利用希望者が多いです。ホストファミリーは子どもが独立して部屋が空いているお家もあれば、ゲストハウスもあります。ゲストハウスは新型コロナの影響で宿泊客が少なくなりましたし、中長期的な宿泊だと人の出入りも頻繁ではなくなりますしね」

とはいえワーケーション然り、帰省しかり、コロナ禍での都市部からの移動に敏感になる人も少なくはない。杉本代表は「今の所、ホストファミリーから新型コロナに関する問い合わせはありません」という。対策として、全ユーザーに非接触検温機とマスクを配布している。

「Familyinnはサービスを通して、孤独死といった社会問題も解決していきたいと考えています。ただ、高齢者は重症化のリスクが高いので、現在は高齢者のいるホストファイリーは募集を停止しています」

田舎ホームステイで世代や血縁を超えて”できることをシェア”しながら暮らすことで、孤独死をなくしていく。さらに、共同保育で子育てをすれば、親の負担も減らすことができるとしている。

杉本代表は、

「今後、コロナよりもっとひどいものが出てきた時のために、今から田舎に自分の拠点を持って、関係性を構築しておくことも重要だと考えています。自分の拠点があれば、困難な状況でもテンパらずに安心して生活ができると思います」

と話している。

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