「貧乏大学生の全財産を盗むなんて許せない」 電車の網棚に荷物を置いて爆睡、部活の試合に出られなかった苦い思い出
周りに「先輩たちがいるから大丈夫」という安心感が、油断を生んでしまったのかもしれない。
「降りるときにそのカバンが全部なくなっていました……」
気が付けば、置き引きに遭ってしまったようだ。失ったのはお金だけではない。ユニフォームもラケットもなく、さぞかし絶望したことだろう。
「せっかくのデビュー戦も出られなかったし、帰りの交通費も何もなくて借りました。全財産おろしたばっかりのお金も入っていて、本当に困りました」
試合に出られなくなった上に生活費まで失い、泣きっ面に蜂とはこのことだ。
およそ30年前の出来事で、現在は専門職で年収750万円を得ている女性だが、「貧乏大学生の全財産を盗むなんて許せない」と、いまだに怒りが収まらないようだ。
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