【電力・ガス業界編】ストレス度の低い企業1位は大阪ガス「有休は1年間に15~20日ほど取得できる」
企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は8月、「電力・ガス業界のストレス度の低い企業ランキング」を発表した。【参照元:キャリコネ】
調査対象は『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「電力・ガス」に記載の企業のうち、2015年4月から2018年3月までの間、「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業。企業別にキャリコネユーザーによる「ストレス度の低さ」評価の平均値を5点満点で算出し、高い順にランキングにした。
1位は「大阪ガス」で、ストレス度の低さ評価は3.56。2位以降、「東京ガス(東京瓦斯)」(3.31)、「北海道電力」(3.14)、「九州電力」(3.13)、「J-POWER(電源開発)」(3.09)が上位5社に入った。
大阪ガス「年間休日は120日を超えている」
1位「大阪ガス」の口コミには
「福利厚生が手厚い企業です。年間休日は120日を超えています。さらに、1年間に有休も15~20日ほど取得できます。そして、独身寮や社宅も充実しており、日常生活の補助は大変充実しています。また、育児休暇制度も最長で子どもが3歳になるまで取得可能なため、子どもとの時間も作ることができます」(電気・通信設備施工管理/20代前半男性/年収250万円/2013年度)
といったものが寄せられた。
京阪神を中心に事業を展開する「大阪ガス」は、1897年(明治30年)に設立され、1905年にガス供給を開始した。2000年に電力小売自由化がスタートしてからは電力事業にも進出。完全自由化となった2016年からは一般家庭にも電力の販売を始めている。
社員のワークライフバランスに関しては、最長で子どもが満3歳になるまで取得できる育児休業、小3まで利用できる短時間勤務、在宅勤務など、さまざまなサポート体制を整備。出産や育児によるブランクが今後のキャリアパスに影響しないよう、職場復帰プログラムも用意している。また、女性の採用比率や管理職比率のアップにも積極的に取り組んでいる。「くるみんマーク」を取得したり、「なでしこ銘柄」に選定されたりと、こうした取り組みは外部からも評価されている。
長時間労働削減への取り組みに関しては、ノー残業デーや退館時間のルールの設定、会議の短縮化などを行っている。2019年3月期の有価証券報告書によれば、平均年間給与は約667万円となっている。