離婚原因1位「性格の不一致」って具体的にどういうこと? 離婚の最新事情まとめ
妻の不満の原因になりがちなのが「夫の仕事」です。夫の仕事が忙しいと、妻がワンオペ育児やワンオペ家事をしなければならなくなります。
夫の給料が低いというのも困ってしまいます。リスクモンスターの調査によると「夫の仕事」に不満があると回答した人のうち、「夫の収入に不満がある」妻の75.5%が「夫の仕事が原因で離婚したい」と考えていることが分かりました。かたや、「残業が多いことに不満がある」と答えた人のうち、「離婚したい」と回答した人は、17.4%に留まっています。
夫の残業が多く、家族と過ごす時間が少ないときよりも、夫の収入が少ないときに妻は離婚したくなるようです。【→詳しく見る】
増加傾向にある「熟年離婚」 生活の変化の中で夫が妻を尊重することが大事
熟年離婚という言葉が流行ってから久しいですが、国立社会保障・人口問題研究所が2017年に発表したデータによると、同居期間20年以上の夫婦の離婚率は全離婚中17%以上(2015年)と年々増加傾向にあります。(ちなみに1980年には7.6%でした)
TBSの朝の情報番組「ビビット」によると、最近の熟年離婚は女性から切り出すことが多いそうです。番組では、親の介護問題や夫の定年退職などの生活の変化の中で、夫が妻を尊重しないことを問題視しています。
長く連れ添った夫婦の離婚は、双方にとって経済的・精神的に大きなリスクとなり得るため、離婚となる程、溜め込む前に、お互いの声に耳を傾け、それぞれの価値観や性格、状況を尊重する姿勢が必要と言えそうです。【→詳しく見る】
「妻が怖い!」で離婚はアリ? DV被害者は女性ばかりとは限らない!
ネット上に投稿された「妻が怖い」という、ある男性からの相談が話題を呼んでいました。妻は、機嫌が悪いと些細なことをキレ気味に注意をしてくるのだそうで、男性は辟易していると言います。
「何をしても怒られるような気がして何をするにも怖くなって。常に心の奥の方で妻が怖くて、怯えている」と訴える男性に対して、コメントでは「立派なDVです」という指摘が目立ちます。一般的に精神的DV・暴力的DV双方とも、男性から女性にするものという固定観念が強い傾向にありますが、女性から男性へのDVというのも以前から一定数あることも事実。
妻が投稿者の知らないところでストレスを抱えているのでは、という指摘も出ていますが、話し合って改善しない場合には、離婚を勧めるコメントも多くあるようです。精神的なDVであるため、自身がDV被害者である意識がなかったこの男性は、追記として、状況が続くようであれば離婚も考えるようになったと記しています。【→詳しく見る】
高収入・高学歴な女医さん達の離婚事情
高学歴・高収入を得て、社会的にも安定しているイメージのある女医さん達の結婚・離婚事情には、どんな傾向があるのでしょうか。人材サービスのエムステージが発表した「女医白書~女性医師の結婚の離婚」(によると、結婚後に仕事を辞めたり、仕事量を抑えたりパートナーに合わせた生活をした女医の方が、離婚率が高い傾向にあるといいます。
実際、離婚した61.5%が結婚生活の中で家事や育児の分担が足りなかったと回答。高収入で仕事にプライドを持っている女医さんだからこそ、結婚相手にもその価値観を理解して欲しいと強く感じていることが浮き彫りになっているといえそうです。女医さんに限らず、ハイキャリア女性は、結婚生活に「家事・育児の分担」と「仕事への理解」を求める傾向にありそうですね。【→詳しく見る】
「わたし、不倫してたんだ」妻からの告白、証拠をとって離婚するのが正しい?
不倫をしていたことを妻がいきなり告白してきたら、どうしたらいいのでしょう。「妻に不倫していたけど振られたと言われた」という既婚男性からの投稿が以前話題になっていました。
コメントでは、「(奥さんに)舐められている。証拠を押さえて離婚すべき」や「自分を大切にしてくれない相手と暮らしてても虚しいと思うから離婚した方がいい」というアドバイスが見られました。一般的には、配偶者が不貞を働いた場合、条件を有利に進めて、離婚すべきという意見が大半のようです。
ただ、投稿者本人は、「これが妻の妄想だったらいいなと思っている」と、状況への戸惑いを強く感じている様子。夫婦のことは夫婦にしか分かりませんが、まだ妻を愛している夫にとっては、このまま結婚生活を続けるにしても、離婚したとしても苦悩の日々が続きそうです。【→詳しく見る】
お互いに価値観を確認し合うコミュニケーションが不可欠
長い結婚生活の中では、子育てや親の介護、転職や退職といったライフサイクルの変化から価値観の相違が出たり、はたまた浮気や不倫といったアクシデントが起こったりすることもあります。
離婚原因や理由は、大まかに「性格の不一致」と分類されることが多くありますが、当事者の状況は様々あり、理由は1つではありません。だからこそ、平和な結婚生活の維持のためには、目の前の配偶者と常にコミュニケーションを取り合い、お互いの価値観を確認しながら、夫婦双方で結婚生活の折り合いをつけていくことが大切です。
そして、そんな密なコミュニケーションの上で双方の幸せのために「離婚」という選択をする場合は、悪いものとはいえないはずです。