勝間和代、Hagexさん刺殺事件でブロガー魂語る「殺されるリスクがあるからといって止める人はいない」 | キャリコネニュース
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勝間和代、Hagexさん刺殺事件でブロガー魂語る「殺されるリスクがあるからといって止める人はいない」

経済評論家の勝間和代さんが6月25日、「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に生出演し、人気ブロガーのHagexさんが刺殺された事件についてコメントした。

司会の蝶野正洋さんが、暗に「もしかして勝間さんも…(こうしたリスクがあるかもしれない)?」と問いかけると、まったく動じずに「全然あり得ると思いますよ」と答え、「ブロガーはリスクを承知でやっている」などと毅然とした態度で言い切っていた。(文:okei)

セミナーではリスクマネジメントもテーマになっていた

画像は番組サイトのキャプチャ

画像は番組サイトのキャプチャ

勝間さんは、自身のフェイスブックのタイムラインが「W杯じゃなくこの話ばっかりです」と語る。この事件の被害者と加害者は、「はてな」というサービスでやりとりしており、勝間さん自身もHagexさんとやりとりしたことがあるという。

勝間さんは加害者に直接関わっていないが、ブログに変な書き込みをしてくる「粘着」として有名な人物だったと説明。Hagexさんはこの人物を運営に通報し、ブログ上で情報公開していた。事件当日のセミナーは少人数で、Hagexさんが「ネットでどうやってページビューを集めるか」といったことや、皮肉にも「リスクマネジメント」もテーマになっていたという。

自分の身に危険が及ぶ可能性も「全然あり得る」としていた勝間さんは、

「ただ、ブロガーはみんなそのリスクを承知でやってますので。自己表現ですから。殺されるリスクがあるからと言って止める人はいないと思います」

と語った。「みんなリスクを承知している」のかどうかはわからないが、表現者としての確固たる決意表明は、勝間さんらしい強さを感じさせた。

厳重なセキュリティは「ゆるいネットの自由がなくなってしまう」

脳科学者の苫米地英人さんは、ネットの世界では10万人単位のファンをもつ人がたくさんいるが、いつもネットにいるため、物理的な空間での危機意識が薄いことを指摘。場所を公開してイベントをやるときは、ひとりでトイレにいかない、セキュリティーを雇うなど、「10万人ファンがいれば変な人は必ずいるので、絶対に物理的なリスクマネジメントを考える必要がある」などと提言した。

慎重に耳を傾けていた勝間さんだったが、「難しいなあ…」とつぶやく。苫米地さんの言うようなセキュリティー対策をするのは、かなり抵抗がある様子だ。

「ネットの世界って信頼関係でできあがってるんで、そこまでしちゃうとゆるいネットの自由がなくなってしまうんですよ」
「でもブログやる人っていうのは、全体的にそういうことをやるのが嫌いな人なんです。人に管理してもらうとかリスクを避けるとか」

と主張し、「そんなこと言ったら私10回くらい殺されてますよ」とまで言っている。苫米地さんは、「だからラッキーなんですよ」と応じていた。あまりにも身勝手な今回の犯行は、ブロガーたちの自己表現が歪められかねない事件だったと言える。

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