ネットのない時代、全国のゲーム少年はどうやって裏技情報を共有していたのか

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84年生まれの僕が子どもの頃に遊んでいたハードといえば、スーパーファミコンやプレイステーション、セガサターンがメインになる。スーファミは小学校低学年ぐらいまで遊び、高学年になる頃にポリゴンゲー全盛期が訪れて「実写じゃん!」と驚いた記憶がある。

当時、インターネットはまだ一般にはほとんど普及していなかったため、ゲームの情報はクラスの友達同士で共有しているということが多かった。あとは、なぜかNTTが出版していた、中盤ぐらいまでしか紹介していない中途半端な攻略本を頼りにしてみたり。あれはあれで面白かった。アイテムのイラストとか掲載されてて、想像力を豊かにしてくれる。

面白いのは、各地の子どもたちがネットのない時代に、同じようなゲームの同じようなバグ情報、裏技について割とよく把握していた、という点だ。たとえば『ファイナルファンタジーVI』では頭にドリルを装備できる、みたいな話は知らない子の方が少なかったほどだ。

なぜ、あの時代のゲームキッズたちは、ネットを介さずにそんな情報を知り得ていたか。今回は、今はもう滅びようとしている、かつて当たり前だった「子どもたちの情報交換」について振り返っていきたい。(文:松本ミゾレ)

「広辞苑みたいな分厚い裏技特集本が売ってた」