
ブラックな家族経営
小さな会社を家族や親族で切り盛りしているという零細企業は多い。アットホームと言われれば確かにそうかもしれないが、親族にだけ贔屓して血縁関係のない社員には冷遇するケースも珍しくない。
建築・土木技術職の50代男性は、次のように証言する。
「休みは第一・第三日曜日のみだった。重役である親族が退社しないと帰れないので、朝7時に出勤で退勤は午後7時半~8時半くらい。現場が自宅の近くであっても直行直帰は認められず、片道1時間以上かけて会社へ出勤したことなんてざらにあった」
今回は、ブラックな家族経営の会社で経験したエピソードを紹介する。(文:林加奈)
2店舗分の店の経営を一人で、残業なしで任されることに