結婚や出産は幸せなものだ。だが、家族が増えるということは「養わなければいけない」という重責も同時に押し寄せてくる。ガールズちゃんねるに9月中旬、「旦那の働きたくないという愚痴」というトピックが立った。
現在、3人目の子どもを妊娠中のトピ主は、夫から毎日「あと30年も働かなきゃいけない」「あともう死ぬまでずっと仕事するだけの人生だ」と愚痴られるという。息子を抱っこした際には
「男は大人になるとずっと働かなきゃいけないんだよ。死ぬまでずっと働くだけだよ。大人にならない方がいいよ」
などと語りかける始末。トピ主は、夫に対してどのように対応すべきか意見を募った。(文:石川祐介)
「今日も明日も仕事」と言って出社する夫
トピ主と同じようなことを夫から言われた経験がある人は多い。
「私も専業ですが夫に『明日から4連休かー、あれ?○○ちゃんって何連休なの?』って言われた」
「めっちゃ言われますー。私が専業妊娠中で私が専業になってから特に。『いいなぁ毎日休みで』とか『俺は仕事、明日も仕事、はぁいってきまーす』みたいな感じ。働いてくれるのはありがたいけど家にいるのが申し訳なくなるわ」
家計を支えてくれることに感謝しつつも、夫の愚痴が胸に突き刺さった経験のある専業主婦は多かった。
一方で「女は子どもを免罪符に働かないことが許されるからね。死ぬまで働かなきゃ行けないとか気が遠くなるね」と毎日働かなければいけない男性側の心情を察するコメントも中にはみられたが、
「子どもに言うのは良くないよ。働きたくないなら子ども3人も作るなよと思う」
「いくらしんどいからって、子どもに向かって将来への希望が持てなくなるような発言を繰り返すのだけはやめてもらった方がいい」
とどれだけつらくても、子どもにネガティブな発言をするべきではないといった指摘も多かった。確かに、子どもがこんな愚痴を聞かされたら「自分は父親の負担になっているのでは?」と考えてしまい、自己否定に陥るリスクだってあるだろう。
「”何か仕事であった?”と聞いてみる」
また、トピ主に対して対処法も寄せられている。
「ご主人さん仕事で何かあったんじゃないかな?『何か仕事であった?』とか聞いてみるとか?」
「愚痴ばっかりこぼす人嫌いだわ、旦那に限らず!だけど、はけ口にして外できっと頑張ってくれてるから『ウンウン』って聞いてあげよ?」
夫には愚痴を吐かずにはいられない原因があるかもしれないので、トピ主に傾聴を勧める声が多く寄せられた。中には「育児が大変なのは分かりますが、旦那さんの働きのおかげで生活できてるのは確かなのだから、愚痴を聞いてあげて『ありがとう』と伝えるだけでも違うと思う」と日ごろの労働を労って感謝の言葉を送ることを提案する人もいた。