賃貸の内見時にチェックすべきポイント 不動産屋「建物の前に電柱がないか」「収納は本当に使える配置なのか」 | キャリコネニュース
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賃貸の内見時にチェックすべきポイント 不動産屋「建物の前に電柱がないか」「収納は本当に使える配置なのか」

内見のポイントは?

内見のポイントは?

賃貸選びの決め手として、部屋の間取りや賃料、最寄駅からの距離を挙げる人は多いはずだ。生活や家族の人数によって必要な間取りは変わるし、過ごしやすさに繋がる。収入に対して無理のない賃料であれば家計を圧迫せずにすむ。通学や通勤を考えると、駅やバス停にすぐに行ける立地の良さはメリットだ。

ガールズちゃんねるに8月、「賃貸の内見時にチェックする自分的重要箇所3つ!」というスレッドが立った。トピ主は、内見時に見るべき基本的な項目として、間取りやセキュリティなどを挙げたうえで、「バルコニーに鳩カラスの糞が無いか」「日当たり」「水圧」が重要だと主張する。

「上記以外で自分でチェックする重要箇所を3つ挙げるとしたら何ですか?」

と部屋選びで大切にしていることを質問している。(文:ジャッカル薗部)

壁が薄いと「お隣のピンポン鳴ると間違えて出ちゃう」

トピ主の主張する日当たりだが、部屋の明るさや雰囲気を左右するため重要だ。バルコニーの鳥のフンについては、内見時に掃除されていない=物件の管理が雑と考えられる。換気扇の不具合やエアコンの故障といった困りごとが発生しても対応が遅いかもしれない。

ほかに「キッチンが広い、収納が多い、(部屋や建物が)綺麗」という人も。料理をする人だと、一口コンロで調理スペースがほぼない部屋では不満が募るだろう。壁の厚さも重要だ。過去に壁の薄い部屋に住んでいた人物は、

「相手の電話してる会話丸聞こえだし、お隣のピンポンなると間違えて出ちゃうし、壁ある?って聞きたくなるくらい最悪だった!」

と振り返っている。木造物件ほど音が通りやすく、鉄筋コンクリートほど響きにくい。ただ角部屋であれば木造物件でも多少は音の影響を受けにくいので、内見時に確かめてみてはどうだろう。

建物内や近隣住民の”マナー”も見るべきとのアドバイスもあった。「共有スペースや玄関前にやたらと荷物を置いているお宅は酷い騒音主だったりするので気を付けて下さい」という人物も。住民の質は「ゴミ捨て場を見れば分かる」という説もある。分別がめちゃくちゃだったり、ゴミが溢れていたりるすとマナーの悪い人が住んでいるとも考えられる。

不動産業者が教える、内見時に押さえておきたいポイントは?

では、プロの目から見ると、内見時にどのような点をチェックするべきなのか。不動産業を営む縁(えにし)合同会社代表社員の安孫子友紀さんは、以下のポイントを挙げた。

・物件の周辺にどんな施設があるか
・物騒ではないか
・空き巣が入りにくいか
・収納が使いやすい間取りか
・電気容量は足りるか、または増やせるか
・物件周辺は物騒ではないか

家賃が安く理想の間取りでも、物件近くにスーパーや病院、銀行などがないと何かと不便だ。収納について安孫子さんは、「間取りを見て、実際に住んでいるシーンを思い浮かべながら内見するのが大切です」と話す。

「たとえ収納スペースがあっても、ベッドがクローゼットの前にしか配置できないといったケースもあります。それでは置ける家具に制約が生じますし、せっかくの収納機能が活用できなくなります」

またセキュリティ面では、「建物の前に電柱があると、犯人が電柱をのぼって中の様子を見る可能性があります」と指摘する。これは特に女性にとっては気になるポイントだろう。

物件の決め手は人によって異なる。自分にとって譲れないものをリストアップして、できるだけ要望を満たした物件を選びたい。

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