先日、趣味はどんなものであっても尊いみたいなコラムを書いたばかりだが、今回もその趣味の話。個人的に趣味はジャンル問わず、とにかく楽しめるものがあること自体が大事だし、その数も多ければ多いだけ選択肢が増えて素晴らしいと考えている。
最近はソロキャンプをする友達が結構増えてきたし、園芸やビオトープ作りに精を出す人も多い。人間、年を取るごとに花鳥風月を愛するようになると言うが、既に僕もベランダでガーデニングをやらかしているので、花を愛でる年齢になったということか。
おっさんの趣味って言えば昔からろくなものがないけども、その中にあってたとえば釣り。
釣りなんかは結構メリットも多い趣味に思える。釣った魚を捌くこともできるし、まさに一石二鳥。趣味を楽しんだついでに腹も膨れるのだから最高ではないか。そんな釣りと言う趣味、人によっては思わぬ結果につながるらしい。(文:松本ミゾレ)
「釣りに行こうかパチンコでもしよか」趣味が多いと悩む時間も有意義?
先日、5ちゃんねるに「パチンコか釣り行くか悩む」という可愛いスレッドが立っていた。
この人物、スレッドを立てた前日には豪快に釣りもパチンコも楽しんだそうで、パチンコでは25000円負け、釣りでは大物をゲットしたという。どちらの趣味も楽しんでいるようだ。パチンコでは思いっきり負けてるけど。
これに対して、「釣りではパチンコほど脳汁が出ない」みたいなレスが付いているんだけど、スレ主はこれを真っ向から否定。
「馬鹿野郎 くそでか魚かけたときの脳汁やばいぞ パチンコそのものや」と書き込んでいる。確かに「大物が釣れるとかなり楽しい」という話はもう何人もの釣り好きから聞いた。
だからきっと、そうなんだろうなぁ。
さらには「(釣った魚の)味よりファイトを楽しんでる」とも書き込んでおり、魚との駆け引きに楽しさを見出している様子でもある。こういう趣味に熱中できる人っていいよね。
万年パチンコ依存の知人が覚醒! 今や釣り場のボランティア清掃をするまでに
僕の周りには色んな趣味人がいるが、パチンコしか趣味がないという人も多い。そういう人は毎週土日は朝から晩までパチンコをするわけだけど、やっぱりぼろ負けすることもある様子。
ある知人はほんの少し前まで、毎年ウン十万円負けてもパチンコ屋に出向いていたが、あるときをきっかけにパチンコの話をしなくなった。ちょうどそのぐらいの時期に結婚をしたので、僕はてっきり所帯持ちになって財布の紐が固くなったのだと思い込んでいたが、実は別の事情があった。
そう、釣りである。彼の場合はバス釣りをきっかけに釣りのロマンに魅了され、奥さんと一緒にダム湖に出向いたり、船舶免許まで取得するほどに気合いが入る釣りキチになってしまったのだ!
元々年間数十万パチンコで負けるほどのジャンキーが、今やバス釣りに目覚めて久しく、こないだも一緒に飲んだがシマノのシャツを着ていたほどだ。口に出すことはなかったが「おいおい、染まりすぎでしょ」と驚いてしまった(笑)
さらに今年は、片手で数えるほどしかパチンコ屋に入ることもなく、なんならトイレを借りただけということもあったのだとか。人ってここまで変わるのか。心なしか最近は彼の肌ツヤもいい。
数年前まで、三重県の年末オールナイトに出向いて36時間パチスロに挑戦するぐらいの人間だったのに。いやはや、釣りの魅力おそるべし。
もちろんハマらない人はハマらないのだろう。実際僕はそこまで釣りをして楽しいと思ったこともなかったし、だけど、もしも「パチンコに前のめりすぎて収支がやばい! 年越し用の餅も買えない! 字が小さくて読めない!」という人がいたら、パチンコに使う5万でまずは釣りのための道具を買いそろえてみてはいかがだろうか。