【ガンダム】MSの設定でありがちなこと 「試作機特有のピーキー」「変な“〇〇システム”は必ず制御不能になる」 | キャリコネニュース
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【ガンダム】MSの設定でありがちなこと 「試作機特有のピーキー」「変な“〇〇システム”は必ず制御不能になる」

ザクとは違うのだよ

ザクとは違うのだよ

今日もガンダムの話だ。テーマはモビルスーツ(以下、MSと表記)の設定あるある。たとえば先行試作機のデータを分析して、それを生かして量産型MSが建造されるとか、そういう話は『機動戦士ガンダム』シリーズではよくある。

ガンダムだって連邦軍のMSの決定版みたいな完成度だけど、僕らがよく知るあの白いガンダムが基になって量産型MSジムがロールアウトしている。お金をかけて建造したMSの戦闘データを使って量産機の生産をするという図式。これはファンならすぐに思いつくMS設定なんじゃないだろうか。

「高コストで量産化は見送られた」「登録抹消される」

先日、5ちゃんねるに「モビルスーツの設定にありがちな事を語るスレ」というスレッドが立った。スレ主はその一例として「フルアーマー形態の都合が良すぎる設定。『装甲や武装が増して本体重量は増えたが、バーニアも強化されたので機動性はほとんど落ちていない』」と書き込んでいる。

これもよく目にする設定のスタイルだよね。都合いいけど、好きな設定だなぁ。他にもスレッドには色んなあるあるが書き込まれているので、引用させていただきたい。

「試作機特有のピーキー」
「高コストで量産化は見送られた」
「とりあえず支援機にはキャノンつけとけ」
「登録抹消される」
「変な『〇〇システム』の類いを登載した機体は必ず制御不能になる」

と、どれもガンダムのオタクであればすぐに「あ、アレのことね」と理解できる設定だ。試作機のピーキーさと変なシステム搭載というのは、どっちも使い道によっては凄く面白いことになるので、これも大好き。

あと、時代にそぐわない高いスペックのMSは、登場作品の終わりに登録抹消というのも、あれは時代考証の整合性のためには必須の手立て。GPシリーズがこれにあたる。

エースパイロットの専用機って概念は偉大だよね!

冒頭でジムについて触れたけど、あのMSはジオン軍の量産型MSザクよりもスペックが高く、ビーム兵器を使うこともできる。しかし、その敵方であるザクこそあるあるの宝庫だ。

武装を変更して戦況に合わせた戦いができる量産型MSの元祖でもあるし、新型機開発のための、とりあえずのテスト機としても活用されるが、これものちのシリーズに流用されがちな設定だ。

ザクに偵察機能を持たせた強行偵察型ザクみたいなのがあって、後々のシリーズにジン長距離強行偵察複座型が出てくる、みたいなね。それに、何と言ってもザクと言えば専用機としてのカラーも強い。シャア専用ザクが一番有名だけど、この専用機の概念は、以降もシリーズのいたるところで効果的に活用されている。

この専用機って概念はガンプラ好きにとってはリペイントをするための原動力にもなる。同じキットを何個も買うための理由付けにもなる。これが素晴らしいなぁ。

僕も中学生の頃に、ザクIIの頭と肩を塗ってシン・マツナガ専用のF型とかでっちあげたんだけど、稚拙でもああいうちょっとした手入れに挑戦するきっかけになる。それに、同級生の中には自分オリジナルの専用機を構想して、両肩がシールドになっている「俺専用ザク」を立体化させたやつもいた。

こういうのって、ガンダムとプラモデルいじりのどちらも楽しめる時間を過ごせたわけだし、本当に専用MSってカテゴリはいいよね。もう年末だし、なんか積んでるグフでも使って、専用機カラーで塗ろうかな。

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