ギャンブルに熱中するあまり、我を忘れてしまっては元も子もない。行き着く果ては自爆、つまり借金で苦しむことになる。キャリコネニュース読者からは、
「パチンコとパチスロで、マイナス1000万円。じわじわ借金が増えていっている。大負けした瞬間はやめたいと思うけど……」(30代男性/サービス系/年収750万円)
「パチンコに5年くらい、200万円の借金があってやめたい。でもお金があると、なくなるまでやってしまう」(40代男性/サービス系/年収300万円)
「ボートに20年ぐらいで、使った総額は3000万円。家があるので自己破産はせずに、任意整理をして暮らしています」(40代男性/個人事業主/年収800万円)
といった声が寄せられている。傍目からすれば自業自得だが、家族にしてみれば、たまったものではないだろう。(文:鹿賀大資)
「ギャンブル依存症は、家族を離散させるとんでもない病気です」
50代女性は「私の父はギャンブル依存症でした」と切り出す。
「私が記憶する限り、父は30年以上にわたってギャンブルと借金を繰り返す生活を続けていました」
と女性は語る。父は当時、メーカー系の会社に正社員として勤めており、年収は700万円。女性は、現在の父について「どこで暮らしているのか知りません」と続ける。
「母は父が借金をする度に、お金を工面しては返済にあてていました。父のギャンブル依存は定年退職後も収まることなく、借金の総額は2000万円以上に膨れ上がりました。最後の借金が発覚した際、母は父を追い出し離婚しました」
そんな母も昨年、この世を去ったという。女性は「母は亡くなるまで、お金の心配をする惨めな一生を送りました」と苦労を偲び、
「母に不幸な生涯を強いた、あの人を一生許しません。どこで野垂れ死んでいようが構いません。ギャンブル依存症は、家族を離散させるとんでもない病気です」
と綴っている。
「幸い子どもがいたおかげで、借金をしてまでやってない」
メーカー系企業に勤務する40代男性(年収1000万円)もまた、パチスロにのめり込んでいる一人。「幸い子どもがいたおかげで、借金をしてまでやってない」と話す。さらに「やり始めてから月10~15万円ほど負けていると思うので、使った総額は300万円以上」と前置きした上で、こう続ける。
「パチスロでの負けが月5万円以上になると、もう二度と行かないとは思う。その時の頭の中では『これ以上は子どもたちにも迷惑がかかるし、負けたお金で色々と買ってあげられたのに』といったことが過っている」
ところが、そうこう考えている内に大当たりすることもあり、「その繰り返しでやめられない」とのことだ。
※キャリコネニュースでは引き続き「パチンコなどギャンブルがやめられない人」や「お酒の失敗エピソード」などのアンケートを実施しています。
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