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【珈琲】コメダホールディングスの平均給与はいくら? これだけもらえる優良企業

あの会社の社員の平均年収はいくら?

あの会社の社員の平均年収はいくら?

上場企業の財務諸表から待遇を探る「これだけもらえる優良企業」シリーズ。今回は、喫茶店チェーン「珈琲所コメダ珈琲店」を展開するコメダの持株会社、コメダホールディングス(東証一部)を取り上げます。

コメダHD社員の平均年収は936万円

最新データ(2020年2月期)によると、コメダホールディングス社員の平均年間給与は936.4万円。前期よりも37万円あまり減っているものの、高給には違いありません。

  • 2017年2月期:890.9万円
  • 2018年2月期:764.3万円
  • 2019年2月期:973.7万円
  • 2020年2月期:936.4万円

ただし後述するように、これはコメダホールディングスが持株会社であることが背景にあり、他の事業会社とは事情が異なることに留意が必要です。

1968年に個人経営の「コメダ珈琲店」を名古屋に開店。1970年にフランチャイズ(FC)展開を始め、1993年にFC運営を目的とした株式会社コメダを設立しています。

2008年に日本のファンドが出資する会社に事業承継。外資系ファンドのMBKパートナーズによる買収を経て、2014年に持株会社体制に変更。2016年に東証一部に上場を果たしています。

コメダホールディングスの売上収益(IFRS)は2015年2月期の191.9億円から2020年2月期には312.2億円へ、営業利益も59.1億円から78.8億円へと、安定的に伸びています。

しかし2021年2月期はコロナ禍の大打撃を受け、通期の売上収益は前期比11.6%減、営業利益は同32.3%減と大きく落ち込む見込みです。

コメダHD社員の平均年齢は46.6歳

次に、従業員数と平均年齢、平均勤続年数(ともに単体)を見てみましょう。

コメダホールディングス社員の平均年齢は46.6歳。とはいえ、グループの経営管理を行う本体(単体)の従業員数は5人しかいません。

  • 2017年2月期:8人(44.6歳・3.3年)
  • 2018年2月期:10人(42.8歳・3.7年)
  • 2019年2月期:9人(41.9歳・3.1年)
  • 2020年2月期:5人(46.6歳・1.4年)

一方、グループ全体(連結)の従業員数は、2017年2月期の236人から、2020年2月期の411人まで大きく増加。本体が占める割合は1.2%にすぎず、900万円を超える平均年間給与は、グループ全体の給与水準を反映するものではないと見られます。

コメダグループは「喫茶店のFC事業」の単一セグメント。セルフサービスではない「フルサービス型の喫茶店」を展開しています。2020年2月末現在、「コメダ珈琲店」は国内外に873店舗。うち35店舗は直営店で、人材育成の場およびモデル店舗としても活用しているそうです。

このほか近年では、和の甘味を主体とした「おかげ庵」や、コッペパン販売の「やわらかシロコッペ」など新業態も開発しています。

名古屋本部の事務系求人あり

コメダ珈琲店のほとんどはFC店なので、コメダホールディングスの売上収益は「食資材の製造・卸売やロイヤルティ」が多くを占めています。

キャリア採用サイトには、事業会社のコメダに関する求人が掲載されており、その多くは全国の加盟店および直営店の正社員、パン工場・コーヒー工場の製造スタッフです。

事務系は、人事部の給与・労務担当、経理財務部の経理担当、コーポレート・コミュニケーション室のイベント企画・運営業務担当の求人があり、いずれも名古屋本部での勤務です。

人気の喫茶店チェーンに関わる仕事をしたい人には、魅力的な職場となるかもしれません。

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