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「FF9のラスボスってクジャでしょ?」印象に残らない、唐突に登場するラスボスたち

「FF9のラスボスってクジャでしょ?」

「FF9のラスボスってクジャでしょ?」

スクウェア・エニックスは4月15日、『サガ フロンティア』のリマスター版を発売する。このゲーム、1997年リリースRPGなんだけど、僕が中学校に上がったばかりの頃に買ってもらって、本当にマジで死ぬほどプレイしていた。

あのぐらいの年齢って想像力が高いので、クーロンの街並みに本当は描き込まれていないはずの人の往来とかも見えたのだ。ゲーム本編も大いにやり込んだ。開発2部にも行ったほどには。今度のリマスターでは開発中にオミットされたIRPOのヒューズ編も実装されるということで、ありがたい限りである。

ただ、このゲームで唯一気に入らないところがある。それがエミリア編のラスボス、ディーヴァだ。脈絡なく突然登場して戦うことになるので「え?ジョーカーは?」ってなってしまう。ブルー編のラスボス、地獄の君主も唐突だけども、やっぱりディーヴァのポッと出感には勝てない。今回は、そういうポッと出ラスボスに着目して話をしていきたい。(文:松本ミゾレ)

ラスボスが何故ペプシマンだったのか

2ちゃんねるに先日、「FF9をプレイした人の87%『ラスボスは確かクジャ』」というスレッドが立っていた。2000年にリリースされた『ファイナルファンタジーIX』のラスボスは、永遠の闇。しかし、永遠の闇というキャラクターについては、あまりに突然出てきたので僕もほとんど印象に残っていない。

見た目はペプシマンが天使っぽくなったようなデザインで面白いんだけど、あんまりにも脈絡がないもので、覚えてない人がいても無理はない。

スレッドタイトルの87%の出自がどこにあるかは知らないが、まあストーリー通して目立ったのはクジャという敵キャラだし、そのままラスボスにしてても良かったようには思う。しかし、FF6からこの辺りまで、ラスボスが天使っぽいのはなんか今思うと安直だ。

永遠の闇自体は結構強かったんだけど、その後スクエニがリリースした歴代の主人公やボスキャラが登場するゲームでも、永遠の闇はFF4のゼロムスなどと同じくハブられていた。同じく、なかなかに唐突な出現だったFF3の”暗闇の雲”ですら登場したのに……。でも、永遠の闇戦のBGMは超かっこいいので個人的には嫌いじゃない。

ドラクエ5でも「ラスボスはゲマ」と勘違いしている人いる?

まあ、いきなり「誰この人」って感じのラスボスが出てくるゲームは別にFF9だけに限った話ではない。例えば、87年リリースの『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』で、存在自体は示唆されていたシドーが出てきた時には、やっぱり「誰や!」って思った。前座のハーゴン自体が初対面だったから、余計に。

出てきたときにプレイヤーを「え?こいつ誰?」と混乱させてしまったラスボスについては、スレッドにも少ないながらも書き込みがある。ちょっと引用させていただこう。

「DQ5プレイした人の87%『ラスボスは確かゲマ』(筆者注:ちがいます)」
「ポッと出で言えば暗闇の雲の方がある。ザンデも魔王感ないけど」

あとは、92年に発売された『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』のラスボスが、序盤からかなり憎たらしい敵として活躍していたゲマではなく、ミルドラースだということを忘れちゃってる人も。

それと……個人的に「いきなりだなあ、誰だろうこの人」って思ってしまったラスボスは挙がってない作品にも結構いる気がして。例えばみんな大好き、98年リリースで世界的大ヒットゲームことフロム・ソフトウェアの『シャドウタワー』のラスボスである神魔王とか。

あとは99年リリース『ペルソナ2 罪』の登場人物の父親の姿を模したグレートファーザーとか。グレートファーザーに関しては考察をちゃんとしないと、なんでそんな恰好なのか全然理解できなかったし。

何というか、こう、伏線はあってもいざ登場すると「誰やコイツ!」ってなっちゃうラスボスは結構いる。最近のRPGでは、意外とテキストしっかりしてて「この人がラスボスです」って分かっちゃうケースも多いのかな。

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