「7割の力で喜んでくれるお客と付き合う」 心理カウンセラーが提案する「長く楽しく仕事するコツ」 | キャリコネニュース
おかげさまで10周年 メルマガ読者数
65万人以上!

「7割の力で喜んでくれるお客と付き合う」 心理カウンセラーが提案する「長く楽しく仕事するコツ」

心屋仁之助さんのブログ

心屋仁之助さんのブログ

多くの著書があり、「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ)などの番組にも出演している心理カウンセラーの心屋仁之助さんが、5月14日付のブログで「長く楽しく仕事するコツ」を披露している。

そのコツとは、「自分が7分ぐらいのちからで楽しんで仕事をして、それを喜んでくれるお客さんと付き合うこと」。このことを心がけることにより、長く楽しく仕事をやっていけるようになるのだという。

「期待ジャンキー」になれば、かえって不満を高めてしまう

心屋さんによれば、自分のファンを作り信頼を勝ち取るために、お客の期待に全力で応えることを心がけると、かえってクレームや顧客離れを起こしてしまい、自分自身も疲弊していくと指摘する。

その理由は、期待に応えようと心がけることで、ひとときも気を抜けない「期待ジャンキー」になってしまうからだ。

120%の力で提供したものは、100%しかできないときには「以前はこうだったのにがっかり」となる。そうしているうちに「最後は超人になっちゃうよ(笑)」という。手を抜けない緊張の連続は続くはずもなく、限界が来る。

「自分が7分ぐらいの/ちからで楽しんで/仕事をして、/それを喜んでくれる/お客さんと付き合うことが、/長く楽しく仕事を/やっていくひとつのコツになるのに」

心屋さんは、「期待ジャンキー(中毒者)」となるのが誰なのか、明確には書いていない。もしお客側だとすると、自分が全力でお客に尽くすことで、お客の期待を高めすぎ、働く自分もつらくなるという意味に解される。

一方で、働く側を指すとすると、自分が自分に対して「もっとやれるはず」と期待しすぎることを戒め、適度に満足しながら肩の力を抜して仕事をすべきと言っているようにも読める。

読者も賛同「自分の首を自分で絞めるのはやめたい」

このエントリーをシェアした心屋さんのフェイスブックページには、1200件を超える「いいね!」が集まり、「期待ジャンキー」経験者からの感想が寄せられている。

「わかるワぁ~…!お客さんに喜んでもらおうと企画したことなのに、ちょっとのミスで逆にクレームになることも」
「まさにこれでクレームいただいたことがあります…ホンマですね…自分の首を自分で絞めるのはやめたいと思います」

サービス業に従事しているという男性は、「今出来るサービスを選んでくださる利用者様を大切にすれば(できれば)いいんじゃないかな」と書き込んでいる。仕事には常に全力を注べき、と思い込んでいる人には、目から鱗が落ちる思いがするかもしれない。

同じような趣旨の呼びかけは、今年の4月23日のはてな匿名ダイアリーにも見られた。このエントリーは、「100の力で仕事をするな(特に新人は)」と主張したものだ。

新入社員が100の力で仕事をすれば、周囲は120の力でやることを期待し、最終的には「200や300の力が必要なところ」に追い込まれると指摘し、「常に出力を抑える」ことの重要性を説いている。

このエントリーには「素晴らしい」と賛同する声がある一方で、「100の力を出さない人はいつまでも100の力がだせない」と批判する人もおり、ネットで賛否の応酬となった。

あわせてよみたい:蛭子さん「仕事で輝くという人生は変。競艇場で輝くために働く」

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 「長時間労働で競争に勝つ」仕組みやめよう! 小室淑恵氏が「ワークライフバランスフェスタ東京2015」で講演
  2. 「65歳以上も働ける制度を」安倍首相の方針に冷ややか目線 「本音は年金支給の先送り」「死ぬまで働けって感じで怖いわ」
  3. 「お前は客じゃない!」外資系企業の支配人がクレーマーを一喝 「お客様は神様」ではスタッフを守れない
  4. 日本独自の習慣「お土産」で議論 旅先なのにわざわざ職場のことなんか考えたくない! 
  5. 「バブル世代が羨ましい、人生つまんねぇ」と嘆く氷河期世代 「時代のせいにするな」という声は届かず
  6. 現代の子どもは漫画も音楽も"タダ"が基本、お金を使うのは「応援」したいとき 博報堂生活総研「タダ・ネイティブのマーケティング」
  7. 「職場で、出会えて良かったと思える人がいる」女性の8割 20代は「先輩」、30・40代は「同僚」と答える人が最多
  8. コロナ感染したバド桃田選手への「自覚が足りない」という批判に元アスリートが感じたこと
  9. ACが「苦情殺到!桃太郎」のCMで炎上に苦言 専門家は「普通の人がうっ憤を晴らそうとして起きる」と指摘
  10. 2019年卒学生が就職したくない業種1位「小売・外食」 年収だと「500万円以上600万円未満」は最低限実現したい

アーカイブ