カラオケ行ったら「選曲は場の空気を読め」と上司に叱られた… マツコ・有吉なら何を歌う?
会社の人たちとカラオケに行った際、どんな曲を選ぶのがベストだろうか? 気の置けない友人や同僚との時は何も気にせず歌いたい曲を入れられるが、上司や部下がいる場合はやはり気を使って年齢層やその場の空気に合った選曲をすべきか?
5月20日に放送された「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)では、32歳会社員女性の、こんな怒りメールが取り上げられた。
「4月に新入社員も入り、親睦を深めるために職場のみんなでカラオケに行くことになった。そこで自分の十八番を気持ちよく歌ったが、後日上司に『選曲はもう少し場の空気を読みなさい』と注意された。マツコさん、有吉さんならどの辺のラインナップを歌われますか?」
有吉のシメは「マイ・ウェイ」(布施明バージョン)
20代の新入社員、30代の自分、40代50代の上司と、世代もバラバラ。考えれば考えるほど「どんな曲を歌えば正解だったのか分からない」と悩んでいる。これに対し、マツコ・デラックスと有吉弘行が選んだのは、以下の3曲だった。
マツコ:1曲目「EZ DO DANCE」(TRF)→2曲目「Get Wild」(TM NETWORK)→3曲目「北の宿から」(都はるみ)
有吉:1曲目「LOVEマシーン」(モーニング娘)→2曲目「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」(DJ OZMA)→3曲目「マイ・ウェイ」(布施明バージョン)
選んだ本人があとで気付いて驚いていたが、意外にもマツコの選曲は3曲中2曲が小室哲哉の曲。有吉もノリ重視で先の2曲を選んだようだ。盛り上がる系2曲のあとは、
「50代の上司は(このへんで)喘息のスプレーやってるから」(有吉)
「うん、龍角散とか舐めてるから。そろそろしっとりさせなきゃダメか」(マツコ)
と、上司の酸欠と喉を考慮し、しっとりと落ち着いた曲をチョイス。有吉の選んだ「マイ・ウェイ」は、昭和の宴会でシメで歌われることも多く、カラオケお開きの合図という意味でも使えるらしい。
絶対にダメなのは「無理して流行の曲を歌うこと」
なお、2人揃って「絶対ダメ」としていたのは、上司が若い部下に合わせ、無理して流行りの曲を歌うこと。若い子に合わせることは「『キモい』って思われる」(有吉)とし、マツコもこう力説していた。
「そうよ。逆に(昔の歌を)若い子が覚えてくれる。西野カナとか絶対歌ったらダメよ!キモいし、逆にダッサい!」
これには激しく同感である。若い子の間で流行っている新しい曲を無理して歌う上司など見せられた日にゃあ、どうしていいのかわからず挙動不審になってしまう。
なんの言葉が欲しくてソレ歌ってんの? 「若いですね」か? 「さすがです!」か? メタボ腹突き出してEXILEて!
ここはひとつ「サザン」でどうか
そもそも、よっぽど仲良しならともかく、上司とカラオケになんか行きたくないというのが本音なのに、さらに選曲にまで気を使わないといけないなんて全くもって楽しくない。
ラテン人間じゃないから、歌って踊って盛り上がるなんてキツいし、たいしてうまくもない素人の歌を聞かされるなど、NHK「のど自慢」で腹一杯である。
とはいえ、考えてみたが、ここはひとつ「サザンオールスターズ」でいかがだろうか? つい最近ライブに行ってきたが、サザンのファンの年齢層の幅広さたるや、感動すら覚えたぞ! 20代前半の部下が歌っても、50歳の上司が歌ってもサマになる。私のおすすめである。(文:みゆくらけん)
あわせてよみたい:外国人向け「飲みニケーション研修」開催