企業の採用では、一風変わった面接官が登場することがある。とある男性は、履歴書も見ずに採用を決める、極端な専務に振り回されてしまった。(文:草茅葉菜)
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「面接が一番その人がよくわかる」が持論だったが……
キャリコネニュース編集部に体験談を寄せた、東京都の50代男性は、面接の際、採用担当の専務に「履歴書なんて見たって仕方ないんだよ、面接が一番その人がよくわかるんだから」と言われたという。男性は「随分斬新だな」と感じたものの、無事採用が決定。
ところが1か月後、男性は社長に呼ばれ、こんなことを言われてしまったそうだ。
社長「今初めて君の履歴書見たんだけど、君は高卒なのか、うちは大卒しか取らないんだよな。履歴書ちゃんと書いて貰わないと困るんだよな」
男性はその時「疑問と不安と不信感が湧き上がった」という。
「面接の際の台詞はいったいなんだったのか? それにしても今まで履歴書を見ていないなんて何? それを今更ながら何で言うのか? 大卒でないと困るって何が困るのか?」
そもそも最初から、履歴書は提出されていたわけで、社長の言い分は色々とおかしい。なお、男性は正確にいうと、大学中退だという。
男性は結局、試用期間終了を待たずに「会社の考え方に疑問と不信感しか抱けませんので 辞めさせていただきます」と社長に直に伝えて自ら辞めたそうだ。
「すぐに次の仕事に着けたのでこれで正解でした」と男性は振り返っている。