プリンは何個のいくつ分? 小学2年の算数問題で大人たちが大混乱の謎 | キャリコネニュース
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プリンは何個のいくつ分? 小学2年の算数問題で大人たちが大混乱の謎

プリン問題イメージ

わかる??

この問題はいったいどういう意味なんだ? Twitterに投稿された小学校2年生の算数問題に、多くの大人が混乱を表明している。(文:昼間たかし)

Twitterに投稿され問題はこういうものだ。

「何個」の「いくつ分?」

問題文には、プリン4個の絵が描かれている。そして「プリンぜんぶの数は何このいくつ分ですか。」という問いかけがある。回答欄は「(  )の(  )つ分」となっている。

ツイート主の娘は「4の4つ分」と解答し、先生からバツを貰ったそうだが、大人がこの問題を見れば「ははあ、掛け算だな」というところまでは気づくだろう。

ただ、プリン4個の絵を見せられて、最初に「何こ」と聞かれれば、反射的に「4個」と答えてしまうのではないか。ところが、それだと後半の「(  )つ分」が意味不明になってしまう。

そうすると……。いったい、どう答えるのが正解なのか。

ちなみに、現役の小学校教師にたずねてみたところ、正解は、

「(1個)の(4)つ分」

だそうだ。

この教師によると、これは小学2年生のかけ算で、学習指導要領では

「1つ分の数×いくつ分=ぜんぶの数」の指導

と説明されている。

つまり、これは掛け算の「1?4=4」を教えるための問題なのだが、大人が混乱するのは、正解するための「1個のプリン」が「4つ分ある」などという言い回しを普通しないからだろう。

前述の教師は「こういうケースなら、大人もすんなり正解できるのではないか」と、一皿にキャンディーが2つ乗っている絵を3つ書いて示してくれた。

つまり「お皿一枚に2個ずつ乗ったキャンディー」が「3枚分あるのであれば、キャンディーの数は(2つ)の(3皿分)、つまり、ぜんぶで6個ということだ。

しかし、大勢の大人が混乱していたのに、小学校2年生は大丈夫なのだろうか?

先の教師によると、小学校2年生は授業で、こういう表現をすべしという「お約束」を教えこまれているので、混乱しないはずだという。

この教師は、こんなふうに注意を促していた。

「この問題はまっとうに授業を聞いていれば、すんなりと正しい答えをかけるはずです。それができなかったとしたら、授業を聞いていなかったか、発達に問題があるか……。そういったことを疑ったほうがいいかも知れません」

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