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採用担当者諸氏、就活生をナメていると痛い目に遭いますよ! 悪質な「オワハラ」と戦う方法

「内定辞退を伝えるのが怖くて、内定承諾書を提出できない」――。そんな悩みを抱えている就活生さんもいることでしょう。都市伝説(牛丼を頭からかけるなど)や昨今取りざたされる「オワハラ」(就活終われハラスメント)などのせいで、怯える気持ちは分かります。

でも、ご安心ください。現代の就活生は、戦う武器を持っているものですよ。今回は、その使い方をご紹介します。ある選考過程をねらって、いまやかなり多くの人が持っているアレを使うのです。(文:河合浩司)

学生を追い詰めるような会社に入社すべきではない

最終面接や内定辞退の面談を録音

最終面接や内定辞退の面談を録音

好景気が演出される間、会社は人材確保に躍起になっています。就活生に対する会社の姿勢が露わになりやすい場面が2つあります。1つは、最終面接で内定を出す時です。

「うちの内定が欲しいですか? この場で他社の選考を電話ですべて断ってくれたら、内定を出しましょう」

というやり口で、就活生を追い詰めるとんでもないやり口です。

対処法としては、言うまでもありませんが、まずはその場できっぱりと意思表示をすることです。このような対応をされたら、その会社には入社すべきではないので、テキトウにあしらっておいてください。

2つ目は、内定辞退の連絡をした時です。内定承諾書を提出した場合、企業側としてもやすやすと逃したくはありませんから、一度くらいは「会って話をしよう」となることでしょう。

その際、「内定辞退をすると損害賠償請求をする」などというふざけたことを言い出す人事もいるようですが、単なる脅しでしかありません。悪質な場合、司法に委ねることも必要かもしれませんが、仮に法律で裁ききれなくとも、このような企業側のやり口は絶対に許してはいけません。

最終面接や内定辞退の様子をスマホで録音

オワハラをするような会社は誰が見てもおかしな真似をしているわけですから、白日の下に晒されると弱いものです。そこで就活生のみなさんには、最終面接や内定辞退の面談の様子を録音しておくことをおすすめします。

今やすっかり普及しているスマホには録音機能がついています。鞄のサイドポケットや内ポケットにでも入れておけばじゅうぶん音を拾ってくれるでしょう。悪質な場合は、労働局やハローワークに持ち込みましょう。

キャリコネさんのようなサイトに連絡をするのもいいでしょう。代わりにしっかりと暴いてくれることと思います。オワハラ以外でも「これはおかしい」と思ったら、両親や就職課の職員さん、ハローワーク、その他知り合いの社会人など、いろいろな大人に相談してみてください。

就活生が故意に公開することをお勧めはしませんが、企業があまりにひどい対応をした場合は、自爆覚悟で公開する学生が出てきてもおかしくありません。採用担当者のみなさん、一度ネット上に流出したものは削除することが難しくなりますよ?

普通に最終面接をして内定を出す企業は、録音されても全く問題ありません。でも、こういう記事を書くと、「余計な入れ知恵をするなよ」と考える企業や採用担当者がいることでしょう。相手を「単なる学生だから」と甘く見ていると、いつかは痛い目に遭いますよ。この記事の存在がほんの少しでもオワハラの抑制になることを願っています。

あわせてよみたい:「明日も面接やるから必ず来てね」というハラスメント

 

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