サラリーマンの平均小遣い「月3万7642円」に北斗晶が同情 「こんな金額じゃ愚痴もこぼせない!」
新生銀行の調査で、今年のサラリーマンの平均小遣いが月額3万7642円だということが分かった。調査対象は20代から50代の男性会社員。前年から1930円減り、1979年の調査開始以来最も少なかった1982年に次ぐ低い金額となっている。
一方でランチ代は、3年連続で増加。昨年より60円アップし601円になった背景には、消費税増税や物価上昇による外食の値上げがある。6月30日の「5時に夢中!」(TOKYO MX)に生出演したコメンテーターの北斗晶も、この金額に同情を示した。
「3万7642円じゃ、愚痴もこぼせないと思うよ!」
「みんな洗脳されてるけど、景気はよくなっていない」
北斗いわく、悪口と愚痴は別のもので、気の合った仲間と会社の愚痴をこぼし合うのはストレス発散に有効。しかし会社帰りに居酒屋に寄るにも、この金額ではなかなか難しいということだ。
家に直帰して妻に愚痴るも、妻からしてみれば登場人物がまったく分からないので共感しにくく、結局愚痴った夫も聞かされる妻もストレスが増加するだけ、という悪循環になってしまう。
小遣いが減っているのは、結局景気の問題。北斗は「主婦も馬鹿じゃないからまず最初は食費を削る。でも食品が高くなっているから削るに削れない」と夫の小遣いを減らす妻の切実な事情を説明。「みんな洗脳されてるけど、景気は全然よくなっていない」と付け加えた。
今回の調査では特に40代、50代の風当たりがキツく、昨年比で月4000円以上の減額となった。子どもの養育費や教育費の負担が直撃しているものと推測される。
その一方で、この年代のサラリーマンは会社の中では「上司」の立場。たまには仕事を頑張った部下を労って飲みに連れて行ってあげたくても、おごれるほど懐が温かくないのが現状だ。
独身男性に嫌気「結婚したって縛りが増えるだけ」
今回の調査結果に対するネットの反応は、「これが現実」といった諦めモードがほとんど。
「物価が値上がりして、給与が横ばいっていう実感のままの結果」
「俺の周りはみんな多くて3万。中にはタバコ代込みで5000円って人も」
「アベノミクスとか騒いでたのは何だったの?」
中にはこの結果を受けて、「独身男性がますます結婚したくなくなる」という声も。
「結婚したら、小遣いもそんな感じになるのはわかる。子供欲しいけど、昼メシにワンコインの縛りがあるなら、独身でいようかな」
「結婚してこんなんじゃなあ。結婚したって縛りがまた増えるだけ」
サラリーマンの財布に届かない景気回復など、「景気回復」と呼べない。(文:みゆくらけん)
あわせてよみたい:中途入社の給料は、既存社員よりも低くて当たり前?
※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。