好きな食べ物は餃子とスコーン 心理学セミナー(wave-s)のトレーナーをしながら雑貨屋さんでも働いている HSP気質を活かした生き方を模索中
心理学を用いた自己啓発セミナーのトレーナー
弟の突然死をきっかけに、自分の人生や生き方について考えるようになったという近藤さん。そこから出会いが重なり、現在に至りました。
「以前はコールセンターで働いていて、仕事は楽しくありませんでしたし、やりがいも感じられませんでした。人生にわくわくや楽しさが全く感じられず、“あきらめた人生”を過ごしていました」
日々の生活にやりがいを見出せずにいる中、たまたま訪れた居酒屋に貼ってあったピースボートの広告に、「これだ!」と目を留めます。
「今の私には、こういうわくわくできる体験が必要なのかもしれない、と思いました。お金を貯めて、仕事を辞めて、3ヶ月間の船旅に出たんです」
そこで出会ったスタッフからセミナーのことを聞いた近藤さん。大学では心理学を専攻していたこともあり、元から関心があったことも相まってセミナーへの参加を決意しました。
最初はセミナーのいち参加者だった近藤さんですが、関西圏でセミナーを開催する際に運営のアシスタントを務めるなど活動の幅が広がり、現在はトレーナーとしてセミナーを実施する側に。そうした活動をInstagramで発信しています。
■「枠にはまらず、自分らしく相談者に寄り添いたい」
そんな近藤さんがタイムチケットでのサービス提供を始めるきっかけは、トレーナーとして活動する中で「もっと違った形で相談者の心を解きほぐす方法はないか」と考え始めたことでした。
「セミナーのトレーナーは好きですが、セミナーの枠組みの中では難しいこともあります。また、以前からカウンセラーにも興味はありましたが、ピンとは来ませんでした。
トレーナーでもカウンセラーでもない、私個人のやりたいことができる場所が欲しいなと考えていたときに、タイムチケットのことを友人から教えてもらいました。
おしゃべりチケットというラフな形で、友達と話すような感覚で自分の本音がぽろっと出てしまうような、そんなチケットがあったらおもしろいなと思ったんです」
相手に共感し、悩みやモヤモヤした感情の解消をサポート
「カウンセリングやコーチングに対して、怖さやハードルを感じる方もいると思います。カウンセリングを受けるほど何か悩みがあるというわけではなくても、話をする中で、自分でも気づけていなかった自分自身に気づくことのお手伝いができたら良いですね。
最初は緊張して何を話したら良いかわからないと言う方もいますが、相談者の方には何でも話してくださいと伝えています。また、画面越しだと緊張して本音や心の内を出せない方もいると思うので、ビデオ通話だけではなく、音声のみのオンライン電話でリラックスできるおしゃべりを大切にしています」
おしゃべり中に感極まって、思わず泣いてしまう方も。そんな場合の対応にも、近藤さんらしさが表われています。
「泣くことは自分を癒すことにつながるので、止めずに泣いてほしいですね。泣いているところを見られたくないという方もいると思うのですが、顔が見えない電話だからこそ、ぜひ感情を全開にしてほしいです」
また、実は近藤さんはハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)気質の持ち主。人の動向や感情に過敏に反応してしまい、ストレスを抱えやすいとされる気質ですが、相談に乗る上ではそれが強みだと語ります。
「メンタルを鍛えてバリバリ成功されて、『私、悩みないです』という方もすごくかっこいいと思いますが、私自身は未だに自分が悩んだりつまずいたり、うじうじしたりします。
トレーナーを始めた当初は相手の感情に共感しすぎてしまい、感情を自分が引きずってしまうこともありましたが、訓練によってかなり少なくなりました。今ではお互いが感じている悲しさとか切なさを心地よく共感することを大切にしています。
タイムチケットでは、隣で仲間と伴走するように、『一緒にやっていこうね』という感覚でおしゃべりしています。相談者さんとのコミュニケーションで、私の方が勇気をもらうということも多いんです」
自分にちょうどいい生き方を見つけたい
「これまで勤務先や所属先を通じて金銭を得たことはありましたが、直接お金をいただくことをタイムチケットのサービス提供で初めて経験しました。
今後はセッションのようなサービス以外にも、雑貨屋のウェブページを作成して自分で仕事をしていきたいという夢があります。自分にとってちょうど良い生き方や働き方が何なのか見つけていきたいですね」
タイムチケットの存在が、自身の自己実現のはじめの一歩に繋がっていると語る近藤さん。そんな近藤さんとの雑談を楽しんでみてはいかがでしょうか。モヤモヤした思いが自然と解消する体験ができるかもしれません。
近藤彩子さんに心のモヤモヤの解消を依頼する