リクルートでコンテンツ作りの仕事を経験後、独立して教育系の会社を経営しています。 経営の傍ら、趣味でもあるカメラやデザインを、副業としてお仕事にしました。 旅行も好きで、南米や中央アジアのバックパック旅が印象的でした。 食べることも好きで、フードアナリストの資格を持っています! BeutyJapanという女性向けコンテストの日本大会グランドファイナリストにも選出され、個人でもたくさんの発信をしています。
慶應大学を首席で卒業!リクルートを経てベンチャーへ
みなこさんは、社会問題を「お笑い」で楽しく伝える「笑下村塾」を経営しています。現在は代表取締役という立場のみなこさんですが、笑下村塾に参画した当初は、大企業であるリクルートに勤務しながら「副業」というスタイルで業務に携わっていたといいます。
そんな異色の経歴を持つみなこさんは、慶應義塾大学を総代(いわゆる首席)で卒業。2016年にリクルートに就職しました。
「もともとリクルートに入社した目的は『社会人として学ぶこと』でした。リクルートには起業の文化が醸成されていたので、自分も数年で退職して独立しようと考えていました」
大学時代に政治や社会問題について発信するメディアを創設した経験があり、リクルートに就職後も雑誌編集やウェブサイト企画を経験したみなこさん。「いつかは自分自身で情報を発信していきたい」という思いがあったのだそう。
そんなとき、大学時代の友人で「お笑いジャーナリスト」のたかまつななさんが創設した「笑下村塾」に副業で携わることになりました。週末や平日の夜を利用して、教材やメディアコンテンツの企画案出しや、出張授業などで使うコンテンツ制作などに尽力したみなこさん。学生時代のように「自分がやりたいことに夢中になる」という感覚を「副業」を通して取り戻すことができたといいます。
その後、たかまつななさんから「経営を任せたい」と熱望され、笑下村塾の代表取締役に就任したみなこさん。リクルートを退職するまでの10ヶ月間は、本業をこなしつつ、「副業社長」として働きました。
現在はSDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)をはじめとするさまざまな社会課題を楽しく伝えるため、講演会やテレビ出演等の活動を積極的に行っています。
人材理念は「副業せよ!」副業がもたらす化学反応
みなこさんが代表を務める笑下村塾のミッションは「笑いで世直し」です。お笑い芸人による出前授業や企業研修を実施し、SDGsなど少し難しい社会問題を「お笑い」の力を利用して楽しく発信しています。
「社員全員、副業必須!」
笑下村塾では全スタッフに外部で副業することを求めています。その一方で「ここで社会貢献をしたい!」と、ほかに本業をもちながら笑下村塾を副業先として選ぶ人も多いのだそうです。
外へ学びに行く人と、外から学びを持ってくる人たちの間に「化学反応が生まれる」とみなこさんは考えています。その結果、当事者のリアルな声を聞くことができて、多様な視点から社会問題を考えることが可能になるといいます。
しかし、「視野を広げるため」の活動であれば、セミナーや勉強会、ボランティア、習い事でもよさそうです。さまざまな選択肢があるなかで、なぜ「副業」をスタッフに求めているのか、疑問に思う人もいるでしょう。みなこさんは次のように話してくれました。
「ここで『副業』という、お金をいただく形態をあえて選んでいる理由は、対価が発生したほうが『成果を出さなければ』という思いや責任感が高まると期待できるからです。『成果を出す』という目標に向かって努力するので、自分自身の成長にも繋がるのです」
副業のきっかけは「好きなことで稼げるようになりたい」
リクルート在職中に笑下村塾で副業を始めたみなこさんですが、その動機は「会社が副業OKだったので、自分の好きなことや趣味でもお金を稼げるようになりたい」という軽い気持ちだったのだそう。
しかし、副業に携わるうちに、「対価をもらって働いているのだから」と自分自身にプレッシャーをかけられることや、視野がさまざまな方面に広がっていくこと、そして、自然にスキルアップできることに気付きました。結果的に「副業には『お金を稼ぐこと』以上のメリットがたくさんある」とみなこさんは感じています。
現在、会社員をしながら「副業をしてみたい」と考えている人や、キャリアアップしたいと思っているものの、最初の一歩を踏み出せずにいる人も多いでしょう。そんな人たちに向けて、みなこさんは次のようにアドバイスします。
「好きなことから少しずつ始めていくのが、一番おすすめです。お金がもらえるかどうかを重視するのではなく、最初は『あわよくばお金ももらえる』ぐらいの気持ちで始めるとよいでしょう。むしろ、好きなことでなければ続きません」
「やりたくないこと」を副業にしていると、本業で疲れているときに優先順位が下がってしまい、結果的に顧客に迷惑をかけることになってしまいます。また、副業が好きになれないと、ストレスがたまってメンタル面や体調面で問題も出てくるかもしれません。
「副業は対価も発生することなので、それなりの覚悟を持って始めてもらいたい」と、みなこさんは念を押します。
副業で身につけたスキルは「本業」でも役に立つ
適切な仕事を選べば、副業はやりがいがあって、すごく楽しいもの。みなこさんはそう強調します。
会社勤めをしていると、「自分が本当にやりたいことができていない」という状況に、ふと気づく瞬間もあるでしょう。
「(タイムチケットのような)主に個人で行う副業であれば、『仕事を自分でとる』というスキルを身につけられ、本業でもパフォーマンスが上がる可能性があります。自分一人なのでPDCAを速く回すことも可能ですし、副業で得たスキルをうまく活用すれば本業での成果も上がるはずです」
今後の自身の副業については「新規事業相談や進路相談などを受け付けたい」と考えています。そんなみなこさんは、個人の時間を売り買いできるサービス「タイムチケット」で、ビジネスアイデアの相談に乗っています。
「企業名や待遇ではなく、自分が好きなことを仕事にする喜びやリアルな現状を伝えられると思います」
新卒で入ったリクルートを3年で辞め、ベンチャー企業の経営者になることを決意したみなこさんだからこそ伝えられることも多いでしょう。副業や起業に興味のある人は、みなこさんに相談してみてはいかがでしょうか。
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