足が臭い友人に靴を台無しにされた女性が絶縁を決意するまで【後編】
「貸して」「やって」「頂戴」ばかりの友人Aにブランド靴を貸した結果、悲惨なことになった50代女性。しばらくしてAは小さなパン屋の店長と結婚したという。その後も付き合いを続けていたが、あるとき縁を切ることになる決定打が起きた。(文:okei)
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「パン屋の仕事はせず、スポーツジム、アイドルの追っかけをしていました」
Aの結婚後の生活を、女性は次のように回想した。
「Aはほぼ、パン屋の仕事はせず、スポーツジム、アイドルの追っかけをしていました。それなのに、サラリーマンじゃないから休めない、旅行に行けないなど愚痴ばかりなので、同時期に結婚した私は、出掛けるたびに2000円ほどのお土産を買っていました」
「Aに子どもが生まれると、誕生日のお祝いに7000円くらいのプレゼント、クリスマスにお菓子の詰め合わせまであげていました」
なぜかことごとくAに気を遣うはめになっていたようだ。
しかしそのAとも距離を置くことになる。母親から「妹のために我慢しなさい!」と言われて育った女性は、あるとき「妹の性格に似ているAを妹とダブらせている」と気付いたという。相手のことが嫌でも自分が我慢して世話してあげなければいけない、という精神状態だったのだろう。
「そんなときです。Aは、私が送ったメールは全て無視していたのに、いきなりメールが届いたのです。パン屋で販売する某食品メーカーのクリスマスケーキを買わないのか?という催促でした」
その頃には「Aが裏で私の悪口を言い、夫婦で陰ではニックネームで呼んでいる事。Aが私をライバル視している事」を知っていた女性。「それらを私の母に教えてくれたのは、Aの母親でした」というから皮肉なものだ。女性は最後に、
「Aの嫁いだパン屋は徐々に傾きはじめ、コロナの現在では買う気にもならない寂れたパン屋になりました」
と顛末を綴った。