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「何がセクハラになるか分からない」と言う男性社員が理解できない 事例も出てるのに…

それセクハラでしょ!

それセクハラでしょ!

Q&AサイトのYahoo!知恵袋に、こんな相談が寄せられていました。相談者さんの会社では先日、総務から全社員に「セクハラ・パワハラに関する通達」がメールされました。内容はセクハラの事例と注意喚起について。

すると、それを読んだ男性社員たちから「何がセクハラになるのか分からない」という声があがり、何をしてもセクハラと言われるかもしれないから「もう会社の女と関わるのを止める」と話している人も現れたそうです。

「容姿」は事実確認でもNGになりやすい

相談者さんは「丁寧に事例まで載っているのに、なぜ分からないの?」と疑問に思うと共に、普通の世間話だったらセクハラにならないのに、男性社員が「女と関わるのをやめる」という極論に達したのは理解に苦しむとして、次のように質問しています。

「女性にとって何がセクハラにあたるか、だいたい想像がつきますか?『こんなことまでセクハラになるの?』と思う言動があったら教えてください」

セクハラ対策を実施する企業が、だいぶ広がってきましたね。女性としては嬉しいですが、男性にとってセクハラ対策とはそんなに困惑するような事なのでしょうか。この相談には「褒め言葉だったのにセクハラと言われた…」という嘆きの回答が投稿されていました。

「『彼氏いるの?』『最近きれいになってきたね』『少しやせた?』などの、純粋な疑問や褒め言葉、ふと気づいた事実確認程度をハラスメント呼ばわりするのは理解しがたいです」(fujikatu241さん)

しかし彼氏の存在を明かせるのは、よほど親しい人のみ。「きれいになった」「やせた」などは、すべて「容姿」に関することで、受け取る側からすれば事実確認にとどまらず、「評価」されているように思えてしまいます。女性の容姿は、よほど親しくなければ触れない方が無難です。

評価は「仕事のやり方や成果」に限る

なんてことのない会話でも、女性から問題にされればセクハラになってしまうとして、多くの回答者が「何がセクハラになるか見極めるのは難しい」と言っています。

「『今日は元気だね』とか『君の入れてくれたお茶はうまいね』も、女性から問題にされれば×となる。ハラスメントは言った側より受け手の感情が決め手になる片務規則」(mitunaka25さん)

しかしこれはおそらく、仕事以外のことについて評価をしたからでしょう。評価の裏には感情があり、感情的に刺激されたくない人がいるのも仕方がありません。評価は「仕事のやり方や成果のみ」に限っておいた方が無難です。

「Aさんなら指摘もなくその後も普通に会話が進んでも、同じ言葉でBさんは突然不機嫌になり怒り出すと言うのもありますからね(rio_koringoさん)

これも相手との関係によって、言葉の受け取られ方は違うということです。寛容なAさんには問題がなかったからといって、他の人にも通用するとは限りません。臨機応変に対応するか、不寛容なBさんに合わせた言動が必要ということでしょう。

「拒否されたら二度と行わない」は鉄則

相手が不快だと言っているのに、やめずに繰り返す男性もいます。厚生労働省のガイドラインにも「些細な言動であっても、相手から拒否された場合は二度と行わない、相手が嫌がるかどうか判断に迷う場合は行わないといったことを徹底しましょう」とあります。

セクハラは確かに、最終的には「相手による」というあいまいな側面もあります。しかし明確に「それはダメだろ」というものがあるのも事実。まずは上記のような原則を押さえることから始めましょう。(ライター:Makiko.N)

あわせてよみたい:江口議員の「男女平等批判」がひどい

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