結婚祝いをよこさない幼馴染と絶縁した女性 私は結婚式で受付とスピーチもして、3人分の出産祝も引っ越し祝いもあげたのに!
長年の友人でも、ちょっとした配慮のなさから関係に亀裂が入ってしまうことがある。保育園からの幼なじみで家族ぐるみでの交流もあったSに憤慨するのは、広島県の40代後半の女性(営業/年収400万円)だ。
「彼女(S)は25歳くらいで結婚。そのときは、(女性は)もう1人の幼なじみのNと参列し、式の受付、友人代表の挨拶をしました。彼女は結婚後、同じ県内ですが車で約90分のところに引っ越しをし、その際も(女性は)お祝いを持って駆けつけました。3人の子持ちになった彼女には、その都度Nと出産祝いも贈ったり、会ったり、ごく普通の付き合いをしていたつもりです」
それにもかかわらず、女性が結婚報告をしたときは「Nからはお祝いをいただきましたが、そのSからは何もなし」だったそうだ。これまで女性がSのためにやってきたことを考えれば、モヤモヤする気持ちもわかる。(文:福岡ちはや)
「『お祝いをどうすればいいか困った』とは常識を疑いました」
女性はSから結婚祝いをしてもらえなかったことが、ずっと引っかかっていたのだろう。それからしばらくして、女性の祖父が亡くなったときのことを振り返り、
「人づてに聞いたのか、Sと母親が仏壇に手を合わせに実家に来てくれたそうです。そのときも私の話には一切ならなかったそうです」
と不満をもらした。女性がSにLINEで「手を合わせに来てくれたことのお礼と、少しでも会って話がしたかったこと」を伝えても、Sの返信は、
「そーいえば結婚したんだよね?披露宴がなかったから、お祝いをどうすればいいか困ってた」
とそっけなかったため、女性は「(Sの返信に)驚いたのを覚えています」と続ける。
「私はSの結婚式の際、頼まれたことをし、振袖も着て、引越し祝いや3人の出産祝いをしてきたのに、『お祝いをどうすればいいか困った』とは常識を疑いました。それ以来、連絡はしていません。Nもこの一連の話を知っていて、私と同じように(Sとの)連絡は絶っているそうです」
Sに悪気はなく、どうやってお祝いすればいいのかわからなかっただけかもしれない。それでも自分ばかりもらいっぱなしでは、友人に愛想を尽かされても仕方がないだろう。
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