10月1日時点の「内定率」が5年ぶり減少 それでも最終的には「前年並み」になる?
2016年卒の大学生の就職内定率が、5年ぶりに減少していることが文科省と厚労省の調査で判明した。10月1日現在の内定率は66.5%で、前年同月比で1.9ポイント減少している。
この背景には「就活後ろ倒し」により、企業が内定を出す時期が遅れていることが考えられる。また複数の内定を得ながら、入社先を絞り込んでいない就活生もいると見られる。
中国・四国地方では半数未満。地方への影響大か
地域別にみると、最も内定率が高いのは関東地方で75.8%。前年同月比で1.3ポイント減にとどまる。一方で地方学生への影響は大きく、最も低い中国・四国地方では47.8%と半分に満たない。前年同月比の下げ幅も9.1ポイントと全国最大だ。
ネットには「今年の就活生だけど、いい迷惑だよ」というつぶやきも見られるが、時期の遅れはあるものの今年の就活市場は「売り手優位」という見方が主流。文科省の担当者は各紙に「最終的な内定率は前年並みになるのでは」と楽観的にコメントしている。
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