大手企業なのに「入社6年経っても手取り17.6万円」 20代男性の嘆き | キャリコネニュース
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大手企業なのに「入社6年経っても手取り17.6万円」 20代男性の嘆き

画像はイメージ

物価の高騰や電気代の値上げなどで可処分所得が減り続けている。生活が苦しい状況で手取り20万円以下の人は、どのような暮らしをしているのだろう。

「月々の手取り13万円・普通に少なすぎる」と語るのは20代前半の男性(佐賀県/サービス系/正社員/年収200万円/既婚/子ども1人)。

「会社自体の人数も少ない上に残業しても多少削られて支払われる。普通にありえない。お給料が来ても子どもの保育園代やカードの支払い、光熱費などに飛ぶ。共働きでも足りないくらいです」

と、不満をこぼす。(文:林加奈)

「結婚はしたいが金銭的に難しく、とてもじゃないが子どもなど考えられない」

別の20代後半の既婚男性(神奈川県/サービス系/年収450万円/月々の手取り17.6万円/子どもなし)は

「残業が少ないので仕方ないと思う反面、入社から6年以上経っても手取り20万円以下では将来が心配になる。共働きだから何とかなっているが、大手会社とはいえ不安がある」

と回答。手取りの割に年収が高いのはボーナスが多いからだろう。しかし基本的な給与額が低ければ安心はできない。子どもがいないのは、将来に対する不安からだろうか。

子どもはもちろん、結婚にも消極的な回答もあった。月々の手取り18.7万円の20代後半の男性(不動産・建設系/千葉県/年収300万円/未婚)は

「なんとか生活は維持できるが、事故や病気などへの備えは厳しいと思う。趣味や生活水準を上げるためにお金も使えず常に不安がある。結婚はしたいが金銭的に難しく、とてもじゃないが子どもなど考えられない」

「生活が苦しくなるだけで子どもも作れないなら結婚する意味とは?と考えてしまい、恋愛にも生活全般的にも考え方が後ろ向きになっている」

少子化・晩婚化が進んでいるのは、結婚や育児で金銭的負担が大きすぎることが一因と言われている。月々の手取り額が増えて将来への不安も解消されるといいのだが…。

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