「今思えば情弱でした」彼氏の母親が同じ職場で散々な目に遭った女性 毎週末食事に誘われて疲弊【前編】
義実家とうまくいかないと悩んでいる人は多い。愛知県の40代前半の女性(医療・福祉・介護/年収500万円)は、婚約中の彼の家族とソリが合わなかった。しかも職場も同じだった。
「病院勤めで、私はケースワーカー、彼は看護師でした。交際し始めてから、同じ病院の別病棟に介護補助の母親と看護師の姉がいることを知りました。今思えば情弱でした」
たとえ婚約者の家族と気が合ったとしても、同じ職場は気まずい。このあと女性は強烈に印象に残っているという出来事を回想する。(文:天音琴葉)
「緊張で何を食べたか覚えていません」
交際から半年後、ついに彼の家族に知られてしまった。そこから厄介続きだった。
「好意的に受け入れられたかと思ったら、いきなり二泊三日の旅行を予約されました。しかも彼は『相談なしに予約されたけど、なかなか取れないホテルだしよかったね』という反応。初対面で二泊三日、私だけ家族外でアウェイなんて何が嬉しいのでしょうか?」
結婚前に彼の家族も一緒の旅行は、女性も言うようにハードルが高い。断ると今度は日帰り旅行を予約されてしまう。再び断るも、彼の家族は諦めなかった。最終的に食事会を提案してきたのだった。
食事会には彼の母親、姉夫婦とその子どもが参加した。女性は「緊張で何を食べたか覚えていません」というが、結婚後は家族になる相手を前に当然の反応だろう。ただ、彼と関係が悪いらしい父親が不在だったことが女性は気になったそう。
なかでも強烈だったという出来事を次のように振り返った。
「音楽講師をしているという姉の夫と、その夫が趣味でやっているグループに入って休日演奏をしているという姉から『え、楽器やってたの、バンジョー弾ける?弾いてよー』と言われたことです。(中略)バンジョーってなんやねん、でした」
バンジョーはカントリー音楽などで使われる弦楽器。女性はギターを弾けると話したという。バンジョーとギターは似ているが、確かに違う楽器だ。
食事会は女性にとって楽しいものではなかった様子だが、これ以降、毎週末に彼の母親や姉から食事やお茶に誘われるように。急に姪を預けられたこともあった。
「あまりな頻度に彼に『頻繁すぎて困る。息もつけない』と文句を言うと『なんで?喜ばしいことじゃない?』と、全く理解されませんでした」
結婚前からこれでは先が思いやられる。そこで女性は、彼に釘を刺してもらうべく自身の兄に会ってもらったのだが……【後編】へ続く。
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