“そこそこ胸が大きい”女性が「ハイブランド嫌い」になった理由 胸がはち切れそうな服を「前を開けて着るのがいいですよ!」と店員にゴリ押しされ……
明らかに体型に合っていない服を、店員に「お似合いですよ」と勧められたら嫌な気分になるものだ。「ハイブランド、ブランド嫌い」という愛知県の40代女性(司法書士/年収600万円)は、そうなった理由を明かした。「そこそこ胸が大きい」ため、サイズ表記上では合うはずの服が、胸の部分だけきついことも多いという。試着が欠かせないようだが、百貨店内のブランド売り場で、
「それなりのブランドだと思うのですが、売れればいいという態度でした」
と接客に問題があった様子。それも複数の店で失礼な扱いを受けたようだ。(文:天音琴葉)
イオンなど低価格帯の店の接客のほうが好感持てる
「何とかいけるかも」と思ったブランドのジャケットが、試着したら「胸がはちきれてダメだった」という経験も何度かあったという女性。こういう場合、店員にはワンサイズ上か、体型に合う別のジャケットを持ってきてもらいたいところだ。
だが店員は思いも寄らない言葉を掛けてきた。女性は「問題はその姿を見た店員の言葉です」と話を続ける。
「ハイブランドと言われる店舗でも、『ジャケットの前を開けて着るのがいいですよ!』と、ボタンをとめることすらできない服を買わせようとしてきました」
驚くことに、ほかのハイブランドの店員にも、「肩幅は合ってるから、肩にかけるだけの着方もお洒落!」と言われたことがあるそう。前を開けたり肩にかけたりと、着回しの例として提案する分には構わない。だが明らかに前が閉まらないジャケットを売りつけようとするのはいかがなものか。
「最悪なのはコートで、真冬仕様のロングコートですら、前をとめられないのに『前ボタンはとめない着方をすればいいですよ。似合ってます!』と。いや体型に合わない点ですでに似合ってない。何で前ボタンすらとめられない防寒仕様のコートを10万、15万出して買わねばならんのか? 失礼にもほどがあります」
前を開けたら防寒の意味がない。そうまでして買わせたい事情があるのかもしれないと穿った見方すらしてしまいそうだ。
「逆ににイオンや地下街の専門店のほうが、1万のコートなのに『あー、お客様胸があるからちょっと合わないですね。同色系でこちらのコートなら、胸まわりに余裕があるので、試着してみませんか?』と、合わないものを無理に買わせようとしないスタイルで好感がもてる店がありました」
地方都市で百貨店の閉店が相次いでいることについても触れ、次の持論で投稿を結んだ。
「私が経験したような『売れればなんでもいい』という商法が駆逐されているなら、むしろ喜ばしいことではないでしょうか」
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