年収が低いときに友人と旅行「せっかく来たんだからどんどん買えばいいんだよ」と言われ…貧富の差を感じた女性
「貧富の差」と聞くと、生まれ育った家庭や周りの環境によるものと考えがちだが、乗っている車や娯楽にかける費用など、日常生活においても貧富の差を感じる瞬間がある。
東京都の30代女性(クリエイティブ/年収650万円)は、友人との旅行中に貧富の差を感じる瞬間があったという。
「当時年収の低かった私は、どうにか旅費を捻出して出かけました」
その頃の苦い記憶を振り返った。(文:林加奈)
「私にとっては旅行に行くというだけで一大イベントだった」
現在は年収650万円の女性だが、当時の懐事情は厳しかった。
「旅行自体はとても楽しめたものの……お土産屋さんで購入を躊躇している私を見て、友人が『せっかく来たんだからどんどん買えばいいんだよ』と言った瞬間はつらかったです」
友人の言葉はまさしく正論だ。それだけに女性からすれば余計につらいものがあっただろう。現地でしか買えないものを入手できる貴重な機会であるものの、金銭的に余裕がなければ購入をためらう気持ちは理解できる。
「友人は旅好きで海外などもよく行っていましたが、私にとっては旅行に行くというだけで一大イベントだったもので。ほろ苦い思い出です」
と、友人との貧富の差を実感した経験をつづっていた。