もらえるだけありがたいという謙虚な声も聞こえてくるが、やっぱり冬のボーナスは、まとまった金額をもらいたいものだ。
製薬業界で働く東京都の30代男性(新薬の開発/年収950万円)は、「業績は好調です」とし、冬ボーナスが
「180万円ちょっとだった。夏より20万ほど上がった」
と喜ぶ。その一方で、「所得税率が高く、夏より手取りは2万円しか増えなかった。税金取られすぎて嫌になります」とこぼす。所得税率は900万円を超えると、23%から33%へと一気に跳ね上がる。(文:天音琴葉)
80万円だった女性「全額投資。インフレ状況を考えると消費する気になれません」
宮城県の50代女性(建設業SE/年収700万円)は、
「昨年からほぼ横ばいで約80万円でした。冬季の賞与は考課が無いため毎年大きな変動はありません」
と可もなく不可もなくといった様子だ。使い道も明かしている。
「ほぼ全額NISAとiDeCoに投資します。 今のインフレの状況を考えると積極的に消費する気にはなれませんね」
埼玉県の30代男性(学校法人の職員/年収550万円)は、冬ボーナスが「約75万円」で、昨年とほぼ同額だった。計算のベースとなる基本給が「ほぼ変わらない」からだという。
「できれば基礎給が上がってほしいが、少子化で定員割れなど学生募集が厳しい業界なので文句は言えない」
少子化が止まらず、教育業界では厳しい状況が続いている。そんな中で大学を始めとする学校職員は、安定性から人気の職で、採用倍率は高まる一方だ。不満はあるものの、恵まれた環境で働いていることを自覚しているのだろう。
「希望の業界で職が得られてるので我慢するしかないと思っている」
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