実力がないのにチームリーダーを任された同僚に振り回され、苦労した人がいる。投稿を寄せたITエンジニアの30代男性は、
「同じ課に在籍している同僚がやばいです。何というのか、自己評価がとても高く、実力が伴っていないです」
と切り出した。男性は「昨年度末あたりから(担当案件が)いわゆる『炎上状態』となった」と言い、経緯の詳細を語り始めた。(文:福岡ちはや)
「勝手に仕様を変更するが、関係者に一切報告しない」
男性は中途採用で現在の会社に入り、その後は「自社製品の開発・保守を行う部署で、前々年度までは既存製品の保守のみを行ってきました」という。その時点での男性から見た同僚の印象は、ごくまれに
「あれ? ちょっと話、噛み合わないな」
と違和感を覚える程度だったので、男性は「大した問題ではない」と思っていたそうだ。しかし、男性が同僚とともに既存製品の新規開発に携わるようになった前年度の後半から、同僚のやばさは日に日に露呈されていったという。男性と同僚はそれぞれに自分のチームを率いて開発にあたっていたが、同僚には新規開発リーダーを務める実力が明らかになかった。
「(同僚は)少し調べればわかることを一切自分で調べず、なぜか私に聞いてくる。それを注意すると『すいません。以後気をつけます』と一切心のこもっていない謝罪が返ってくるが、その後も同じことを繰り返す。協力会社の方の面倒を一切見ない。陰でメンバーに対して『あいつは使えない。品質が悪い』とよく言うが、そもそもメンバーへの作業指示がちゃんとできていないことに気付いていない。勝手に仕様を変更するが、関係者に一切報告しない。(中略)明らかに立ち行かない状態なのに、一切アラートをあげたりしない」
また、男性チームが最低限の準備をして「このままでは使い勝手が悪いから、チームで扱いやすいように適当に変えてもらって結構です」と言って渡した開発に使う機能も、同僚チームは改善せずに使い続けていたという。そして案件が炎上状態になると、同僚は責任逃れのつもりなのか、頻繁に「言われたからやりました」と言うように。自分では「ちゃんとできているんだ」と思い込んでいるような振る舞いもしていたそうだが、男性は、
「(同僚には)人を束ねて何かするってのは絶対無理だと個人的に思っています。(中略)現在、新規開発が継続していますが、やばい同僚は開発メンバーから外されています。やばい同僚が外されてから劇的に品質が良くなっているのが、いろいろと物語っていると思います」
と呆れ返っていた。
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