残業代が出ず実質的にボランティア状態になっている、教員の部活動指導。これまでも問題が指摘されてきたが、ネット上で「教師に部活の顧問をする・しないの選択権をください」という署名活動が立ち上がり、2万人以上の署名が集まっている。
オンライン署名サイトChange.orgで行われているもので、発起人は「部活動問題 対策プロジェクト」。宛先は文部科学相の馳浩氏や文科省初等中等教育局局長ら5人。説明書きは、「ある教師」が語ったという悲惨な経験談から始まる。
「100連続勤務達成。2014年の休日は7日間でした。全ては部活動のせい。ストレスなのか疲れなのか、最近心臓がバクバクなって頭に血が上った状態になる。病院に行く暇は皆無」
バレー部顧問の26歳教員が過労死認定。授業の質低下など生徒にも不利益