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職場の噂話は、時に信じられない妄想から生まれることもあるようだ。投稿を寄せた千葉県の50代女性(公務員/年収700万円)は、今から20年以上前に経験した忘れられない屈辱について振り返った。
ある日、上司である課長に「ちょっと来て」と執務室の外に呼び出されたという。連れていかれたのは階段下。そこで衝撃的な言葉を投げかけられた。(文:長田コウ)
「ドライヤーを使っただけで不倫?世の中全員不倫している」
課長は、女性が特定の男性職員と不適切な関係にあると疑っていたようだ。
「○○さん(女性)と○○(相手)さんが(自宅の)駐車場で会っている(のを見た)」
と問い詰められた。しかし、課長も職場の人たちも女性の駐車場の場所など知るはずもない。身に覚えのない女性は「なぜですか?」と聞き返すと、課長はこう返してきた。
「○○さん(更衣室を一緒に使用していた女性の同僚)が、(女性が)帰るときにドライヤーを使っているのを見た」
それを聞いた女性は、心の中で「はぁ?」と思っていた。ドライヤーを使うことが、なぜ不倫の証拠になるのだろう。当時の心境を明かしている。
「その時の私の心の中では、『ドライヤーを使っただけで不倫?世の中全員不倫している』です」
あまりにも飛躍した論理に女性は呆れていた。
「女性ならドライヤーを使用する気持ちがなぜ分からないのか」
そもそも女性がドライヤーを使っていたのには、業務上の真っ当な理由があった。当時、女性はヘルメットやキャップを被る業務に従事していた。「髪質はコシが無く軟毛」である女性は、何か頭に被ると髪がぺしゃんこになってしまう。帰宅前にドライヤーで身だしなみを整えるのは自然なことだろう。
女性は「課長に対して頭に来ました」と書いたうえで、
「更衣室でドライヤーを使用していたと話した女性(10歳程年上)の方がもっと腹立たしいです」
今でも思い出すたびに憤りを感じているようだ。
「更衣室で見たことをいちいち男性上司に話していた、女性ならドライヤーを使用する気持ちがなぜ分からないのか」
同性であれば、身だしなみを整える心理は理解できそうだ。それを「男性に会うため」と短絡的に結び付けられたことが許せなかったのだろう。
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