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精米した米が「ベチャベチャしている」と訴える客の自宅を訪ねるも、連絡先の聞き間違いから到着が遅れ、室内へ無理やり連れ込まれた元スーパーマーケット店員の50代男性。怒鳴り散らす客の言い分を詳しく聞き取ると、あまりにも呆れた真相が隠されていた。(文:長田コウ)
【前編はこちら】「買ったお米がベチャベチャしてる」クレーマー宅で軟禁状態になったスーパー店員の受難
自分の非を認めようとはせず……
男性が詳しく状況を聞きだすと、原因は商品ではなく、客の調理工程にあることが判明した。
「お客様が炊飯前の水加減を間違えたのです。しかもそのお米は新米で、水加減を少し減らして炊くのが常識です。そのお客様は新米の炊き方を知らず、かつ自分の水加減を間違えて、お店とお米のせいにしたのです」
新米は水分を多く含んでいるため、通常よりわずかに水を少なめにするのが基本だ。しかし、この客は自分の非を認めようとはせず、怒りの矛先は当時開店したばかりだったという店全体への攻撃へとすり替わっていった。
「あんなところに店を建てやがって」
「品物が古いものばかり」
「お前の店の部長は誰だ?◯◯だ?知っとるぞ」
そんな意味不明なことを言い始めたそう。途中、店長から「大丈夫か?」と連絡があったものの、店長が救援に来るわけでもなかった。客からは「店長から電話?ああ、そうか。話を続けるぞ」と言われ、結果1時間半もの間、半ば監禁状態で罵声を浴びせられ続けることになったのだ。
回収品を検査するも「異常なし」
現場を部下に丸投げする上司の対応は、クレーマー以上に精神的なダメージを与えたに違いない。結局、返金対応をとり、商品を引き上げることでその場は収束したという。
後日、米屋に回収品の検査をしてもらったところ、当然ながら「異常なし」という結果に。客の知識不足から始まったこの騒動は、最後まで店側に非がないことが証明された。男性はこう締めくくっている。
「お客様の自分のミスと知識不足からの、理不尽なクレームでした」
もはや威力業務妨害と言ってもいいだろう。迷惑極まりない客だ。
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