乾杯スピーチも余興もすべて抽選ガラガラで決める披露宴に会場騒然、新郎は悪びれず「刺激的な披露宴だったろ?」 | キャリコネニュース
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乾杯スピーチも余興もすべて抽選ガラガラで決める披露宴に会場騒然、新郎は悪びれず「刺激的な披露宴だったろ?」

画像はイメージ

結婚式は新郎新婦の門出を祝うおめでたい席だが、中には出席者が予想だにしない独自の演出を用意しているケースもある。

投稿を寄せた埼玉県の40代男性(既婚)は、今から20年ほど前に出席したという、小学校以来の友人・Aくんの結婚披露宴について振り返る。Aくんは両家の両親と兄弟だけでハワイで式を終えており、帰国後に地元の式場で披露宴を執り行うことになったため、男性も懐かしい顔ぶれと一緒に出席した。

受付にいた中学校の同級生にご祝儀を渡すと、座席シートだという番号札を渡され、「捨てずに見える位置に出しておいてほしい」と指示された。男性は特に疑問も抱かずに席につき、一緒に出席した友人と披露宴の開始を待ちかねていたという。(文:島耕太郎)

「36番の方、乾杯のご挨拶をお願いいたします」

定刻になり、新郎新婦が入場してひな壇に着席するまではスムーズだった。しかし最初の乾杯のあいさつの際、司会者から次のようなアナウンスが流れ、会場内は仰天することになる。

「それでは、乾杯に先立ちましてごあいさつを賜りたいと思います。それでは新郎のAさん」

「回してください」という掛け声とともにひな壇に登場したのは、ビンゴ大会などで見かける番号の玉が入った抽選器だった。Aくんがガラガラと回して出てきた玉を司会者に渡し、司会者がそれを読み上げる。

「はい。それでは、お手元の番号札をご覧ください。36番の方、乾杯のご挨拶をお願いいたします」

ようやく新郎新婦の意図を理解した会場内はざわめいた。Aくんの会社の同僚だという36番さんは、「自分などがあいさつで…」と恐縮しながらも乾杯のあいさつを務めた。しかし、このガラガラによる抽選の指名はこれだけでは終わらなかった。

「乾杯が済むと、間髪入れずに来席者代表のスピーチを、再びルーレットを回して決めていきます。乾杯から友人代表あいさつ、余興など、すべてをルーレットの番号で決めていく斬新なスタイル」

すべてをその場の運で決めていくという、ゲストにとってはガチでヒヤヒヤする時間が続いた。

「刺激的な披露宴だったろ?」と笑う新郎

「事前に何も聞かされていない会場内は、自分に当たったらどうしよう、何を話そう、何をやろうと妙な緊張感で包まれ、リアルな焦りを垣間見ることのできる結婚披露宴となりました。私も余興で当たってしまい、周りの友人を巻き込んで歌を歌ったのはいい思い出です」

男性もしっかり余興を引き当てて歌う羽目になったようだが、ぶっつけ本番の無茶振りを「いい思い出」と笑えるのは大人の余裕だろう。披露宴の後、男性がAくんに緊張感たっぷりだったことを伝えると、Aくんは次のように返してきた。

「刺激的な披露宴だったろ?」

小学校時代から変わらない茶目っ気たっぷりな笑顔を見せる友人に対し、男性は「その笑顔を見た時、そう言えばAくんはいたずらっ子でユニークな奴だったというのを思い出すのでした。時すでに遅し……」と当時の心境を振り返る。

事前に知らされていないゲストにとっては災難かもしれないが、新郎のいたずら好きな人柄がよく表れた忘れられない披露宴となったようだ。

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