職場の50代「バブル引きずり女子」に光浦靖子がエール 「ブレない生き方、私は大好き」 | キャリコネニュース
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職場の50代「バブル引きずり女子」に光浦靖子がエール 「ブレない生き方、私は大好き」

バブル時代を引きずる職場の上司は、ウザがられやすい。上昇志向というより安定志向で競争を嫌う昨今の若手に対し、「もっと戦え! 欲を持て!」とハッパをかける男性上司。「俺らの時代は」と説教垂れた瞬間に、「俺らアンタを目指してねーし」と毛嫌いされるのがオチである。

バブル世代と若手では、働き方やモチベーションに違いがあるので、若手が上司をウザいと感じるのは仕方がない部分もある。しかし中には同じ世代での対立もあるようだ。テレビ情報誌「TV Bros.」に連載中のオアシズ・光浦靖子の「傷なめクラブ」(7月2日号)で紹介されたのは、「職場のオバさんがウザい」という48歳男性会社員の投稿だ。(文:みゆくらけん)

激しくバッシングされるという予想に反し…

バブル時代が忘れられずに

バブル時代が忘れられずに

投稿によると、職場の50代女性は自分のことを「リカはね~」と名前で呼ぶらしい。さらに、頬をぷぅーっとする膨れ顔をしてきたりもするのだとか。バブルというより極めて高い幼児性を感じさせるが、男性は光浦靖子にこう訴える。

「バブル全開です。若い社員も皆ドン引きだし、いい加減もうそろそろ、その路線はやめた方がいいと思うのですが、もう無理なんでしょうか? ちなみに独身です」

最後の「ちなみに独身です」に、女性への嫌悪感の深さと無意識の悪意がうかがえる。とにかくウザい! というのが男性の心根にあるのだろう。バブル感から程遠く、「オンナ」で売らない地味な光浦に投げたあたり、この女性が激しくバッシングされるのを期待していると見られた。

しかし光浦の回答は、この予想を完全に覆すものだった。

「アナタのお悩みを読んでも何を悩んでいるのか、そのオバさんの何が悪いのか全くわかりません。50代で膨れっ面してこっちを見るんですよ。こんな楽しい、面白い、愛らしい生き物がいますか? 私は大好きです」

「皆ドン引き」という表現にも苦言

確かに、見方を変えれば「愛らしい」のかもしれない。毎日顔を合わせる職場の人でなければ、だが。光浦は女性が「リカはね~」と自分を一人称で呼ぶことに対し、こう続ける。

「桃井かおりさんが『桃井はね~』と言うのと近しいものを感じませんか? なんかブレない生き方をしているという点では同じじゃないですか?」

桃井かおりと同じとは、大物である。しかし、確かにどんなに白い目で見られても「リカはね~」と言い続けられるのは、超KYか大物か、どちらかしかない。

さらに、「48歳にもなって、人それぞれの違いを楽しめませんか?」と、男性に対して説教モードに入る光浦。皆が同じじゃなきゃダメ、という小さな考えでいると、自分も人と違うことができなくなり、結局は自分が苦しくなるのだと主張する。

また、「若い社員も皆ドン引きだし」というヒトコトが、とても嫌いだという。

「自分の意見を正当化させるために『皆』を使う。よくないです。多数が正しいとは限りません。アナタも自分1人の意見で戦うべきです。なぜならオバさんは1人で『リカはね~』って、1人で膨れっ面をして、ずっとずっーと戦い続けているんですよ」

ゲレンデでナンパされるのを待つ女はいまもいる

まさかの説教で、投稿した男性もオロオロしているだろう。光浦の言うように、同調を強いられがちな昨今の中で、キャラ立ちしている人はある意味貴重である。

光浦のまわりには、いまだに「私をスキーに連れてって」の原田知世に憧れて、真っ白のスキーウェアを着てゲレンデでナンパされるのを待っているオバさんや、ミニのタイトスカートにハイヒール、頭にサングラスを乗せて現場に来るスタッフがいるという。

何度注意されてもずっと続けるその生き方にポリシーを感じ、光浦は「2人の顔を見るだけでいつも元気になる」のだという。だから「リカはね~」のオバさんに、「1人だけじゃないって教えたい、勇気づけたい」のだとか。

働き方に問題があるならともかく、ウザいぐらいなら光浦のいうように、許して認めてあげるべきなのかもしれない。昔は大勢いたバブルノリな人も1人、2人と減って、今や絶滅危惧種化しているのだから。

あわせてよみたい:バブル親「30歳で年収500万しかないの!?」

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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